トイレを新しくしたい | 江別市 あさひが丘 | 排水位置変更 CF仕上げ 便器交換工事
今回は築30年以上の戸建住宅のお客様から頂いたトイレのリフォームについてのご相談と、その施工事例をご紹介します。
トイレを新しくしたい | 江別市 あさひが丘 |
江別市のお客さまから、トイレを新しい物に交換したいので一度実物を見て、見積りを含めて詳しいお話を聞きたいとご相談を頂きました。
とても古いトイレで色々と不具合が起きているようなので、新しいトイレに交換することで不具合が解消するのかどうかが気になっていらっしゃるようでした。
ご都合をお聞きして、後日トイレを拝見しに伺いました。
カスカディーナっ!!
とてもキレイにされていましたので古いようには見えなかったのですが、近づいてその形状を見て、確かに30年くらい前に造られたトイレだと確信しました。
INAXというメーカーが1974年~1996年頃に製造していた「カスカディーナ」というシリーズのトイレなのですが、特殊な形をしているので外観から一目でわかります。
約20年もの長い期間にわたって製造され続けたわけですから、数多く普及したのでしょう。
当時は丸みのあるタンクがとても人気だったそうですが、30年経った今でもこうして現役で頑張っているカスカディーナに出会うことができます。
( ↑この写真は後日行った工事の時にわかりやすいと思って撮影したものですが )
排水の位置も変わっていて、このように便器の後ろ側に丸見えの状態で床に挿しこまれています。
便器鉢内からどのように曲がって流れて行くのかが一目でわかるこの形状はカスカディーナにしかない特徴です。
丸みのあるタンク・特徴的な排水差し込み口の2点が確認できたら、カスカディーナっ!となります。
起きている不具合
お客様が気にされている不具合は、
①トイレを使っていない時でも常に水がチョロチョロと流れている
②温水便座の座面が暖かくならない
③温水便座のボタンを押しても反応しない
①に関しては、タンクの中にある部品が劣化してしまった事が原因で、タンク内に溜める水の量を調節できなくなってしまって漏れてしまっている状態でした。
基本的にはタンク内の傷んでしまっている部品を交換することで水漏れは直るのですが、カスカディーナ用の修理部品の製造と供給は終わってしまっています。
現在入手可能な他のトイレ用の部品を何とか合わせて取付けることができるかも知れませんが、思わぬ不具合が出てしまう可能性は否定できません。
従って、カスカディーナがちょっとした調整で効かないような不具合を起こしてしまった場合は、トイレ本体を新品交換するという方法が最もメリットのある方法になります。
②と③に関しては、温水洗浄便座の電気系統の故障が原因で、基盤や配線に断線やショートが発生していると考えられます。
温水洗浄便座はテレビや冷蔵庫などと同じで家電製品なので、分解修理をするとなると製造メーカーに修理を依頼する形になりますが、使用年数から考えると、メーカーに依頼しても部品がなくて修理不可もしくは本体交換を強く勧められてしまうと思います。
そういった理由から、製造後10年を越えた家電製品は、一般的には修理ではなく買い換えがよいとされています。
お客様のお話をお聞きして、①・②・③全てにおいて、トイレをリフォームして解決しようというお客様のお考えは最善策だと思いましたし、お客様が心配されている部分は全てリフォームで解決できることをご説明させて頂きました。
排水位置の問題
カスカディーナのトイレの場合、毎回問題となるのが排水位置の問題です。
床に排水する方式のトイレの場合、【奥の壁】から【排水管の中心】までの距離が大事となります。
この距離は「排水芯」と呼ばれます。
カスカディーナの排水芯は120mmなのですが、
現在販売されているほとんどのトイレの排水芯は200mm、もしくは200mm以上となっています。
こちらのお客さまのトイレの床には、カスカディーナを設置するために奥の壁から120mmの位置に排水管が来るように建てられています。
カスカディーナを外して、新しいトイレを取り付けようとしても、排水位置が異なるので、接続できないということになりますね。
カスカディーナを製造していたINAXのトイレ限定ではありますが、排水芯120mmの床に位置変更アダプターを取り付けて200mm用のトイレを設置することはできます。
位置変更アダプターの対応していないINAX製トイレ、もしくは他のメーカーのトイレを設置したい場合は、現在の排水管の位置を壁から離れた位置に移動する必要があります。
今回お客様がご希望のトイレは位置変更アダプターに対応しておりませんでしたので、床下に潜って排水管の位置を変更することに決まりました。
同時に、フローリング床は水に弱く変色している所も目立つため、水に強いクッションフロアー仕上げにしたいというご希望もありました。
ご希望通りに施工するための材料を手配して、後日工事を開始しました。
排水管位置の変更
まずはトイレを全て解体して撤去します。
一度床下を確認しに潜ります。
地面から一直線に立ち上がっている灰色のパイプが排水芯120mmの位置で配管された排水管ですね。
再度、床上に戻って、排水芯200mm以上になるように床に新しい穴を開けて、床下から見てもわかるように新しいパイプを上から挿しこんでおき、また床下に潜ります。
古いパイプを切って、90度の曲がりを2つ使って、上から挿しこんだパイプに接続します。
塩化ビニールのパイプは接着剤をしっかりと塗布して施工します。
パイプを床面で切断して、120mmの位置に開いた穴を埋めて、フローリング床の上にクッションフロア―を貼り床を先に仕上げます。
床が仕上がりました。
あとは、トイレを設置していくだけなので、簡単に。
排水管に接続部品を固定して、便器を載せてから床に固定、便器の上にタンクを載せて固定、温水便座を載せて固定。
タンクと温水便座の給水ホースを給水管に接続して、完了です。
今回設置したトイレはINAX製のFシリーズトイレと、基本機能の温水便座のセットでした。
同じINAXのフチレストイレよりも費用を抑えて交換が可能なトイレですが、タンク内の貯水量は同じ5Lなので、カスカディーナ(13L)からの交換だと超~節水になります!
もちろん、排水管の位置を変更しないアダプターを使用する方法も可能ですし、床をクッションフロアにしないでそのまま施工も可能ですし、お客様のご希望や予算に合わせて工事内容は様々変更可能です。
トイレリフォームには現地確認が必要です
たまに、他社のチラシで「どのような条件でも一律の金額で!」といった工事の案内の仕方を目にします。
当店では、通常、工事の内容に応じて金額も変動しますので、トイレ交換工事の金額はご依頼毎に異なります。
お客様にとってはどちらがよいのでしょう・・・
細かい事を考えずに金額がわかってわかりやすい!のかも知れません…でも、
工事をする側になって考えてみてください。
【色々と行う作業が多くて使用する材料の多く必要となる工事】と、【基本通りのシンプルな工事】とで、どりらも同じ金額でできますよー!と宣伝するためには、どちらの工事に合わせて金額を設定するでしょうか?
会社として損を出さないように、費用が多くかかる工事に合わせて金額を設定しませんか?
基本内容だけのシンプルな工事内容にもかかわらず、他の工事と一律料金として、多く払いすぎてはいませんか…って法律事務所みたいな注意喚起になってしまいましたが、実際にそういうチラシを見て工事をされている方はいらっしゃいます。
「一律料金」は、色々と細かい説明をして混乱させないように、簡潔な案内ではありますが、お客様の立場からすると果たして得なのか損なのか…というお話でした。
当店は、曖昧などんぶり勘定は致しておりません。
行う作業が多く、使用する材料が増えれば、必要な分を見積りに反映しますし、
その一方で、作業量が少なく材料も少なければその分金額も抑えられます。
お客様・建物によってご希望・条件は様々ですから、毎回ご希望・条件に沿って見積りを作成しますので、【工事に必要な分だけ】を追求してお見積りすると、「どんな建物でもどんなトイレでも同じ金額」なんてことは起こらない…のです。
これがご依頼毎に金額が異なるという理由ですね。
お客様宅の給水位置・排水位置によって工事に必要な作業の内容が変わります。
設置したいトイレのグレード、便座の再利用の有無、新設する便座のグレードによって使用する材料が変わりますので、トイレリフォームの詳しい見積り作成のためには現場確認が必要となる点をご了承下さい。
当店では現場確認・見積り・ご相談までは無料で承っておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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