トイレの水量 と 節水効果 | 迷っている方にぜひ読んで頂きたいです!
当店のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます!
こうも暑いと早く秋になってくれないかなーと切に願ってしまう今日この頃の前田が久々のブログ投稿を担当致します。
今回は、【水の使用量】と【トイレの節水効果】、【トイレの交換】について書かせて頂こうかと思います。
はじめに ~トイレのお話し~
私たちアリー便利サービスは江別・札幌を中心に、ご相談を頂くたくさんのお客様のお住まいにお邪魔して、水に関する事だったり、世間話だったりと、毎日、お客様と色々なお話をする機会があるのですが、トイレの話題になるとよく頂く質問というのがいくつかあります。
「超節水って聞くけど、どれくらい節水できるの?水道料金がどれくらい安くなるの?」
「最新のトイレよりももっと節水できるトイレは今後出ることがあるの?」
「トイレを新しくするとしたら、いつがいいの?」などなど・・・
皆さん【最新のトイレに交換をすると、どれだけお得なのか】という点に興味がおありのようですね。
これから色々と書いていくのですが、最後まで待てない!という方のために結論を先にズバリ言ってしまうと、
【トイレを早く交換すれば、その分だけお得になる!】のです。
怪しい勧誘ではありませんし、交換工事を受注したいがためでもありません、一番得をするのは新しいトイレをこれから毎日使うことになるお客様だからお伝えしたいのです。
もちろんこれは、北海道・江別市・札幌市とか関係なく、日本国内全てにおいて当てはまる事なので、ここまで読んで頂いているあなたがもし、私たちの対応エリア外の、遠方にお住まいの方だとしても、「な~んだ、北海道の会社か…うちには関係ないや…」と思ったとしても、ぜひ最後まで読んで参考にしていってください。
なぜこの結論に至ったか、が重要なので、このまま続きを読んでいってくださいね。
ただし、もちろん、当てはまらないご家庭もありますので、そういった条件なども詳しくご紹介します。
ここまで読んで(さすがに無いとは思いますが)真っ先にトイレの交換を依頼しに行かないようにご注意を!
ご自身のご家庭に当てはめて、しっかりと考えて、個々にご判断して頂ければと思います。
水の使用量について
まずは 「水道」 についてお話ししたいと思います。
私たちが普段何気なく使用している水道。
蛇口を開くだけで、消毒されて雑菌のいない、衛生的でそのまま飲むことができる、安心できる水が、止めどなく出てきます!
世界には安心できる水が確保できない場所も、また、災害に遭われて一時的に供給が止まっている場所もあって、そういった場所で過ごす経験をされている方からすれば、簡単に安全な水が24時間いつでも自由に使えるという事自体がすごい事なのですが、ここではごく一般的なお話をさせて頂きますね。
ご家庭で水を使用する場所といったら、キッチン・洗面台・洗濯場・お風呂・トイレ・お庭の散水栓など様々ですよね。
では突然ですが、ここで質問ですっ!
家で、一日に使用する水量が最も多い場所は、どこだと思いますか?
当然、一人住まいのご家庭と、大家族のご家庭では水の使用量も料金も異なりますよね。
ここでは4人住まいのご家庭でイメージしてみてください。
・・・・・・
イメージしていますか?
いきなり答えを求めてはいけませんよ?
普段、水をどれだけ使っているかを考えてみてくださいね?
では、質問への答えをご紹介しましょう!
これはインターネットで調べて出てきたデータです。
数年前に発表された東京都のデータなのですが、一番はお風呂、続いてトイレ・キッチン・洗濯という結果でした。
この結果を吟味してみましょう
さて、お風呂は、浴槽に70%程湯張りをして約200~250Lと言われています(浴槽も色々ありますけれど)。
数学になってしまいますが、ついてきてくださいねー!
このお風呂を基準にして、他の場所の水量を計算してみます。
お風呂の200Lが40%ということから、1%は何Lにあたるか…
200L ÷ 40% = 5L/1% ですね。
洗濯は15%でしたから、 5L × 15 = 75L 、
キッチン18%は 5L × 18 = 90L となります。
蛇口を軽く開いて一分間に出る水の量が約6Lと言われていますので…
それぞれを6で割ると…それぞれの場所で水を出しっぱなしにする時間が見えてきます。
洗濯は12分、キッチンでは15分、水を流しっぱなしにした量と同等という計算になります。
洗濯は洗いとすすぎで…2回まわしたら…そんなものですかねぇ。
キッチンでは料理と食器洗いのすすぎの時… まぁ、それくらいになるのでしょうか。
それよりも何よりも、21%のトイレ!
一日にトイレでは105Lも使っているんですよ!?
2Lのペットボトルで52.5本ですよ!
これ、多くないですか?
口に入れて飲むことができる程のとってもキレイなお水を、言い方は悪いですが、ただ排泄物を家の外へ流すためだけに…105Lも!
(私の生まれるず~っと前まで遡っちゃいますけど)大昔はトイレのことをカワヤと呼んだ程ですから、川に直接でした。
それが汲み取り式(いわゆるボットンですね)になってほとんど水を使わなくなり、その後、水洗式が主流になってからは大きなタンクに溜めた大量の水を使ってジャンジャン流しています。
私の子供の頃、家には既に洋式のトイレがあり水洗式、学校には和式もありましたが、それも水洗式でたくさんの水道水を当たり前のように使っていました。
和式トイレの家に住む友達が、私の家に遊びに来て、タンクを抱きかかえるようにして座りながら、どうやってするのかと困っていたのを思い出しました、懐かしいです…
今では和式トイレに出会うことの方が稀になりました…私は足首が固いので和式は使用できませんが。
しかし、こうして水道の仕事に携わるようになって、毎日様々なご家庭のトイレを拝見するようになって、海外に旅行に行った先でもトイレを見て構造を日本と比べたりもして、ふと思うと、日本のトイレは贅沢だなぁと思ってしまうんですよね。
お風呂や洗濯はわかります、綺麗な水で体や衣類を洗いたいですもの。
キッチンの水は体内に入れる水ですから然りです。
トイレを流す水は、ここまで綺麗な水である必要はないんじゃないか・・・と。
もっとこう、雨水とかでもいいんじゃないかと…
いけないいけない、これはあくまで私の個人的な意見でした。
つまりは、トイレで使われる一日の水道水の量は結構な量だということです。
次に移りましょう!
トイレの節水とその効果とは
この105Lという量、本当に使っているのか・・・?と思います?
イメージしてみましょう!
4人家族がそれぞれ、朝と夜に一回ずつトイレを使用するとしたら、一日8回流れますので、
105L ÷ 8回 = 13.125L/回
一回あたり約13Lという結果になりますね。
そうです、これが従来型と言われるトイレ。
つまり、今(2018年)から12年以前までに作られていたトイレのタンクに溜まる水の量が13Lなんです。
ここまで来ると、昨今の節水節水言われているトイレのタンクの水量が気になりますよね?
今のトイレはメーカーやグレードによって多少差がありますが、一回で約5Lです。
2Lのペットボトルで表すと、こんなにも違います。半分以下ですからね!
半分以下になるということは、
105L ÷ 2 = 52.5L以下 になるわけです。
家の水道使用量 第2位だったトイレが、90Lのキッチン以下、75Lの洗濯以下になるわけですから、一気に第4位になります!
こうなってくると、一体どれくらい水道料金に影響があるのかという疑問が出てきませんか?
トイレメーカーさんのデータによると、従来型の13Lのトイレから、約5Lの新しいトイレに交換することで、4人ご家族の場合、年間でおよそ13800円の水道料金が安くなるという計算のようです!
13800円…?そんなものかと思います?
長いスパンで考えてみましょう!
トイレを新しく交換したとして、その先、そのトイレを何年くらい使いますか?
5年? 10年? できる事ならもっと長く使いたいですよね!
1年で13800円ということは、 5年で約7万円、 10年で約14万円です!
考え方を変えると、
5Lのトイレを使用しているご家庭と、
13Lのトイレを使用しているご家庭とでは、
10年間で水道料金に約14万円の差が出るということになります!
ご近所の新築に住むご家族と、築20年の家に住むご家族とで、ここまで水道代に違いが出ていることになるんです…
はじめの方で発表した「結論」を思い出してください。
【トイレを早く交換したら、その分だけお得になる!】です。
もちろん従来型のトイレから新しいトイレに交換するには、工事が必要です…
なので、厳密に言えばリフォームして新しいトイレを使っているご家庭には、【工事費】という出費が発生します。
しかしですよ、工事費用を支払ってトイレを交換したとしても、10年使うことで水道代で約14万円分の元が取れるということです。
車のタイヤやスマートフォンなどとは異なり、トイレはそうそう頻繁に買い換えするものではありませんよね。
よっぽどのことがない限り、できれば今後も買い換えることなく、ずっと使っていきたい物なはずです。
10年以上は使うはずですし、使える限り使い続けたいはずです。
また、ここまでの計算はご家族4人暮らしでの計算なので、もっと大家族であればその分節水効果も大きくなりますし、一人当たり一日2回という計算なので、頻繁にトイレを使用するご家庭でも同様にお得が大きくなります。
どうしようか悩まれている方の中には、
【もう少し待っていれば、今よりももっと少ない水で
流れるように改良されたものが出るのではないか】
という期待を抱いている方もいらっしゃいました。
トイレの節水はさらに進化する?もう限界!?
さらなる節水化されたトイレ… どうでしょう。
トイレの水量が13Lから6L程に改良されたのは、2006年頃です。12年程前の事…
エコだエコだと叫ばれてきたこの十数年が経ってもなお、トイレの節水は6L⇒5Lと、1L程しか変化していません…
水洗式のトイレは、タンクに溜めた水で、固形物であるトイレットペーパーや排泄物を、トイレから遠く離れた下水管へと運ぶように作られています。
「え? トイレを洗うために水を流してるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです、トイレに水を流す本当の目的は、便器の中をキレイにすることではありません。
トイレにしたものを、家の外の遠い所まで運ぶために水を流すことが本来の目的です!
トイレから出た先は、土の中に埋められた排水パイプの中を通ってドンドン流れて行き、曲がり角や段差を下って、トイレから10m以上も先、敷地から出た道路の下、その地下深くにある下水管へと流れ着かなければいけません。
そこから先は、各家々の排水が合流して、どんどん集まって、下水処理場へと運ばれていきます。
わかりやすいイメージで例えるならば、
食べ物に例えてしまいますがご勘弁ください…
「流しそうめん」したことありますか?経験はなくとも映像などで見たことはありますよね?
傾斜角度の付いた竹の中に水が流れていて、そうめんを流します。
あれは、水が絶えず流れているのでスムーズにそうめんが流れます。
水が常に流れていなかったらどうでしょう。
そうめんは流れずに止まってしまいます。
排水管にも傾斜(勾配と言いますが)がついていて、建物に近い上流側と道路に近い下流側では排水管の埋まっている深さが異なります。
水は高い所から低い所へ流れて行くからです。
トイレの排水では、常に勢いよく流しっぱなしにしていては水道代が大変ですし、水の無駄遣いになってしまいますから、必要な時だけ必要な量を流しています。
タンク式のトイレは、バケツにたくさん水を汲んでおいて、流したいときに一気にひっくり返すイメージです。
従来はバケツが大きくて13Lでしたけど、今ではその半分以下の5Lのバケツで流すことができるように改良されましたー!というのが今の節水型トイレのお話しです。
そして、ついに!さらなる節水化に成功し、2Lの水で流せるトイレが遂にー!
となるでしょうか…?
私の勝手な解釈ではありますが、その可能性は低いと思います。
(メーカーさんには申し訳ありませんが)
それこそ、トイレから出発して、すぐ数メートルの所で置き去りにされてしまうでしょう。
そこで水分は蒸発し、乾燥して排水管内に付着して、それが蓄積して、詰まりの原因になってしまうでしょうね…
従って、これ以上の節水にはメリットどころか、トラブルの元になってしまうと思うのです。
水道の水を使わずに、雨水を溜めてトイレに利用できるような新しい設備をできるだけ安価に全ての家庭・建物に設置普及させるというような発展のしかたの方がエコでいいと私は思うのですが・・・
最近、サービスエリアや一部店舗のトイレなどでは、再生水を使用したトイレとか、水を流さない小用のトイレが設置されるようになっていますよね。
一般家庭にも応用されるのでしょうか?
今後、トイレにどんな改良がなされるかはあれこれ想像しても答えは出ませんし、それはメーカーさんのお仕事。
さすがに5Lよりも少ない水量のトイレは出てこないと私は思いますし、仮に出てきたとしても、5Lとの差は微々たるものでしょうから…
なので、さらなる節水トイレが発表されるのを待ちながら13Lのトイレを使い続けていくよりも、早々と約5Lのトイレに換えてしまって水道料金で元を取る方が断然お得ではないかという結論なわけです。
一般のご家庭で人気の節水トイレをご紹介しましょうか。
タンクレストイレやタンク一体型トイレよりも、こういったタンクと便座が分かれているタイプの【組み合わせトイレ(便座が別売りになっているもの)】の方が後々のメンテナンスが楽ですし、予算も抑えられますよ~。
また、トイレは、床・壁といった排水方式の違い、排水管の位置や手洗の有無、色などの違いによって同じシリーズのトイレでも品番が異なり、金額も違えば、種類が沢山ありますので、間違った品番を選んで買ってしまうと、購入したはいいけど物理的に取付けできないといったこともありますので、ご注意を。
ここでは、「床排水方式・寒冷地用・手洗付き・排水位置200mm・色はホワイト」の条件に合うトイレをご紹介します。
TOTOさんのトイレではピュアレストシリーズが人気です。
LIXILさんのトイレで人気なのはアメージュZシリーズです。
※ここにご紹介したトイレは一例で、当店が販売しているページをご紹介しているわけではありません。
ご自身でトイレを購入されてご自身で取り付ける場合、もしくはご自身で手配されたトイレを用いて私たちに交換作業だけご依頼頂くような場合は、こうしたインターネットショップなどで購入されるかと思われますが、間違った品番のトイレを購入してしまわないようにご注意下さい。
送料無料と書いてあっても、北海道は結局送料かかるんですよねぇ。トイレともなると、送料も大きいですし、陶器ですから破損が心配です。
品番の見極めが難しいと思われる方は、送料もかからない破損の心配もない、私たちプロにド~ンと任せちゃって下さい。
札幌市・江別市近郊でない場所にお住いの方は、残念ではございますが私たちが施工して差し上げられないため、お近くの修理屋さんやリフォーム屋さんに相談してみて下さい。
例外について
「節水」について色々と書いてきましたが、当然のことながら、約5Lの超節水トイレに交換しても効果が少なかったり、メリットの出ないご家庭もあります。
それは、どんなご家庭か、最後にご紹介しましょう!
・一人住まいの方や、ご自宅でのトイレ使用頻度が低いご家庭
仕事でほとんど外出してるから、家で過ごす時間はないよ~という方など、トイレの使用回数が少なくなれば、その分、節水によるメリットは少なくなります。トイレの水量自体は減るのですが、元を取るまでの年数が長くなりますね。
・2006年以降のトイレが設置されているご家庭
既に6L前後の水量のトイレを使用されているご家庭では、交換しても水量の差はほぼ同等です。汚れが付きにくいとか、掃除が楽ちんとか、他のメリット次第で交換するかどうかを検討すべきです。
・賃貸物件にお住まいのご家庭
水道代を安くしたい気持ちは大いに共感できますが、賃貸ではお部屋もトイレもご自身の持ち物ではないので、勝手に交換はできません。まずは大家さんに相談ですね。
・持ち家や分譲物件であっても、近い将来売りに出したり貸したりする可能性が高いご家庭
こういった場合は、今後の事を踏まえて細かい計算する必要があります。
取り壊す・建て替える・手放す・他の人に貸すといった可能性があるのであれば、何年後に状況がかわるのか、それまでの期間でどれくらい元が取れるかなど、しっかりと検討すべきですね。
ご結婚・就職など、同居ご家族のどなたかがお引越しして、生活人数が減る予定のご家庭も同様です。
逆に人数が増える状況であれば、交換の一手なのではないでしょうか。
しかし、この10年前後のトイレの進化・メリットは節水だけではないから悩ましいですね。
掃除がしやすいとか、汚れや雑菌が付きにくくなったこととか、クビレがない形状とか、進化した点は沢山ありますし、それについて書き始めたら終わらなくなりそうなので、今回はここまでにしようと思います。
他のお話しはまたの機会に!
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