札幌市 南区 澄川 トイレの水漏れ 修理
今回は、築14年の集合住宅のトイレにて起こった水漏れトラブルの修理事例をご紹介します。
札幌市 南区 澄川 トイレの水漏れ
澄川のお客様よりトイレの水漏れについてご相談を頂きました。
便器に溜まった水がいつもユラユラしていて、水漏れをしているようなので、直して欲しいというご相談でした。
早速お伺いして見させて頂きました。
水漏れの原因は…
便器に水が少しずつ流れ出ている状態でした。
この状態は、タンクの内部の水が漏れていることによるのですが、原因はいくつか考えられますので、一つ一つ詳しく調べる必要があります。
まずは、止水をしてタンクのフタを外します。
INAX製のトイレでした。
タンクの内部にはいくつかの部品が設置されていて、主に、
タンクレバー、ボールタップ、サイフォン管の3つの部品です。
タンクレバーは、トイレを流す際に皆さんが回すレバーのことで、写真では、右側に取り付けされています。
ボールタップは、水道からの水をタンク内に補充したり止めたりを調節している装置で、写真では左側から真ん中にかけて設置されています。
サイフォン管は、タンクの底の部分に設置されていて、タンクと便器の間の水の通り道となっています。
ライトで照らしながらタンク内を調べていると、サイフォン管が折れているようでした。
詳しく調べるためにタンクを一度外して見やすいようにし、サイフォン管を取り出すと…
やはり根元で折れてしまっていました。
この管はタンクの中に立ち上がっているのですが、根元で折れたため、折れた部分からタンクに溜めた水が抜けて便器へと流され続けてしまったのが今回の水漏れの原因でした。
新しいサイフォン管は
こうなってます。
この型のサイフォン管が折れてしまうトラブルは多く、皆さん10年以上使用された頃に起こっています。
なぜ折れてしまうのか…
INAX製のこの年代のサイフォン管には、フロートと呼ばれる黒い丸いボールが付いています。
このフロートの役割は、タンクの出口部分を塞ぐことです。
出口を塞いで水を溜めます。
レバーが回されるとフロートが上に引っ張られます。
フロートが塞いでいた通り道が開くので、溜めた水が一気に便器へと流れ出て、便器を洗浄しています。
しかし、レバーが回されたとき、フロートは一気に上に浮き上がります。
そのまま水面まで浮き上がってしまうとまっすぐ下に戻れなくなるので、フロートの少し上、サイフォン管のパイプ部分にストッパーが設けてあり、フロートはストッパーにぶつかって浮き上がりが止まります。
この『ぶつかって』という部分が折れてしまう原因なのですが、ストッパーの立場で言えば、トイレを流される度に下から強い力でボールがぶつかって来るので受け止めなければなりません。
その衝撃で一番負担がかかる部分は、パイプの根元になります。
樹脂でできたパイプですから、水の中に何年も沈んでいれば経年劣化により耐久性も落ちます。
長年、何千回、何万回と下からガツンガツンと打たれ続けた結果、パイプの根元に亀裂が入り、ある日突然折れてしまうのですね…
この型式のタンクには他社の汎用品は大きさが合わないため、純正品でしか交換はできません。
サイフォン管と同様に、ボールタップも一般的には10年前後で修理や交換が望ましいと言われています。
一度も修理や交換をされたことが無いとの事で、14年使用されていましたし、いずれ交換するのであればこの機会に一緒に交換するということで、一緒に交換致しました。
こちらは汎用品で交換が可能でしたので純正品よりも安価に交換が可能でした。
タンク内は、レバー以外新しい部品になり、無駄な水を流さない正常な状態に戻りました。
トイレのリフォームって…
トイレ本体の交換も考えていたそうですが、お一人暮らしで、部品の劣化はありますが陶器部分もキレイで割れやヒビもありませんでした。
部品交換での修理のメリットとデメリット、トイレをリフォームするメリットとデメリットをお話しして、どうされるかを考えて選んで頂きました。
確かに新しいトイレにリフォームする事で、タンクの水量は半分以下になり節水になりますが、今回のお客様はお一人暮らしですので水道料金に劇的な影響はありません。
現在のトイレで既に基本料金くらいの水道料金とのことでしたので、リフォームによる節水メリットは大きくありません。
他にリフォームにより変わるのは、新品で見た目が変わることですが、今のトイレも十分キレイでした。
タンク内にカビが発生していましたが、これは使用している以上、どの家のトイレでも発生してしまいます…
新しいトイレに交換しても、そのうちいずれ発生してしまいます。
新しいトイレにリフォームする事は可能ですが、今回のお客様にとって本当にリフォームがよい方法かどうか、考えて頂くことも大事なことです。
ご家族の人数や構成、使用頻度、ご希望をお聞きした上で、リフォームによってどう変わるか、どうメリットがあるか、何に注意すべきかをご説明させて頂いています。
一番残念なのは、リフォームしてから思っていたのと違う…となってしまうこと。
そうならないように、メリットだけでなく、デメリットもキチンとお話しさせて頂いています。
トイレはそのままで見映えを変えたい時は、便座や壁紙、床材を新しくするというのも1つの方法ですよね。
この方法だけでなく、こんな方法もあります!といった選択肢もご案内できます。
今回は、部品交換での修理を選択され、水漏れがなくなって安心できたと、喜んで頂くことができました。
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