札幌市豊平区 西岡 詰まり修理
今回は、豊平区西岡にて築38年の戸建住宅の排水詰まり修理事例をご紹介します。
札幌市豊平区 西岡 詰まり修理
豊平区西岡のお客様からトイレの流れが悪いので見て欲しいというお電話を頂きました。
昔にも排水がつまってしまったことがあり、その時は草木の根っこが原因だったそうで、あれからだいぶ経つので詳しく見て欲しいとのことでした。
水道局に紹介してもらった下水専門の業者さんにも見てもらったそうですが、マンホールのフタがあまりにも大きいので見てもらえなかったとのことでした。
現場を見に来たが、作業を断られたということでしょうか…
トイレは1箇所のみだということでしたので、急いで駆けつけて、トイレの状況を見させて頂きました。
トイレを流しても便器内に溜まってしまって水がすぐに引きません。
2階にトイレと洗面台とキッチン、1階には浴室がある建物で、キッチンやお風呂は問題無く流れているとのことでした。
ここ最近トイレの流れが悪く、水が無くなるまで水位が下がって、ガボガボと音がする時もあるとのことでしたので、便器の中ではなく排水管の方での詰まりの可能性が高いと考えられました。
屋外の点検
屋外の排水マスを調べるため、下に降りて家の外へ…
確かに、戸建て住宅にしては大きな排水マスです!
スーパーマリオのゲームで、マリオが出入りしてる土管くらいの大きさと言ったらいいのでしょうか。
写真で伝わりますかねぇ。
バールを2本使ってこじ開けて、中を除くと、汚水で溢れかえっていました!
そこから下流側にも大きなマンホールがいくつかありましたが、そちらは以上はなく、根っこの侵入もありませんでした。
深いマスですが、長いバールを汚水に突っ込み、中をかき回して、マスの底や壁面など内部を探りました。
マスの出口付近は少し固めの感触のものがあり、それが出口を塞いでいる手応えだったので、バールでしばらくほぐしていると…少しづつ水位が下がってきて、ゴゴーっと流れていきました。
下流側のマス内に別のバールをかませておいたので、バールに引っかかって残った詰まりの元凶が確認できました。
詰まり原因は、やはり草木の根っこのモジャモジャで、ハンドボールの玉よりも大きいくらいの塊になって直径10cmのパイプを完全に塞いでしまっていました。
詰まり解消後は
根っこの侵入箇所もしっかり根元から切断して、水がなくなってマス内に残った汚物を洗い流すと…
こうなります。これが正常な状態です。
ここで、根っこを根元から除去しておかないと、またすぐに伸びて同じ事が起きかねません。
指や周りの草や根を挟まないように気をつけて、ギックリ腰にも気をつけてフタを閉めなければいけません。
今回のつまりも根っこが原因とわかり、お客様もご納得、ひと安心されていました。
次はもう少し早めに点検しなければとおっしゃっていましたが、ここまで大きなマンホールのフタはお客様では開けられないようですので、また近いうちに点検に伺わせて頂きましょう。
根っこに注意すべきなのは
このような石の排水マスは、今から20年位前まではよく用いられていましたので、石のフタが屋外に並んでいれば築20年以上だと判断できます。
このタイプのマスは、排水パイプとの接続部分にどうしても隙間が出来やすいので、そこから周りの植物の根っこが侵入して成長して詰まりを引き起こしがちです。
根っこの成長速度は植物の種類や排水の流れる量により異なりますので、家によって異なると言えますね。
2年でまた詰まってしまう程、成長が早い家もありましたし、5年以上無事な家もありました。
お庭に木も草も植えていないというお客様の家で、根っこによる詰まりに遭遇したこともありました。
その現場ではお隣さんの庭の木の根っこが侵入していましたが、こればかりは防げませんよね…
今回のような大きさではなく、片手で持てる位の大きさのマスが一般的ですが、ご自身でフタを開けて中を確認する事ができるご家庭では、定期的に(1年に1回は)マスの内部を確認された方が良いです。
特別な道具も知識も必要ありません、フタさえ開けられれば。
異常(水の溜まり・根っこなど)に早く気づくことができれば、トラブルになる前に対処ができますし、ご自身で対処できる問題なら費用もかかりません。
何回も根っこによる詰まりを経験されたくない方、ご自身ではどうにもできない方は、石のマスから塩化ビニール製の小口径マスへの交換をお勧めします。
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