トイレ の 流れ 方が変! | 江別市 大麻泉町 | トイレ の 詰まり 修理
今回は、築20年程の戸建住宅で起きたトイレの詰まりトラブルについて、洋式トイレの脱着作業による便器内の異物除去作業についてご紹介します。
トイレ の 流れ 方が変! | 江別市 大麻泉町 |
江別市のお客様からトイレの流れ方がおかしいので見に来て欲しいというご相談を頂きました。
早速お客さま宅へ訪問し、流れ方を見させて頂きました。
便器内はとてもきれいで、詰まっているようには見えませんでしたが、水を流してみると便器のフチまで一気に水位が上がって溢れそうになりました。
そのまま見ていると、すぐに水位が減っていき、水が無くなりそうになって、カポカポと音を立てたと思ったら静かになりました。
トイレを流した後に便器内に溜まる水の量も、通常よりも少ない状態でした。
明らかに正常な流れ方ではありません。
水が溢れることなくなくなりはしますが、詰まっている状態と言えます。
こうなってしまう前と後の状況について、お客さまに詳しくお聞きすると、ここ一週間くらい流れたり流れなかったりしている状態だそうで、流れる時もあるので様子を見ていたそうですが、いよいよ流れない時の方が増えてきたので、今回、ご相談頂いたとのことでした。
トイレ詰まりの原因は様々
一言に「トイレが詰まった」と言っても、詰まりの原因は様々です。
いつも通りに流したものがたまたま引っかかってしまったケースもあれば、
流してはいけないもの(異物)が入ってしまったケースもありますし、
トイレから離れた別の場所で詰まりが起きているケースもあります。
それぞれの原因に対して、適切な方法で作業をしなければ、直るものも直りません。
例えば、屋外の排水管の方で詰まりが起きていて、その結果、トイレが流れなくなっている場合に、トイレに薬品を流し入れたり、ラバーカップで一生懸命圧力をかけたりしても、何も進展しないことの方が多いでしょう…
詰まりが発生した時には、詰まりの【原因はどこにあるか】【原因は何か】を見極めることが大事になってきます。
流れ方から判断できる?!
私たちスタッフは、詰まってしまったトイレをこれまで非常に沢山見て修理してきましたので、トイレの流れ方を見れば、詰まりの原因について、ある程度の予想が浮かびます。
ある程度、です。
透視能力があれば百発百中に原因を断言することができますが、私たちスタッフはそんな超能力は持ち合わせていませんし、お客さまのトイレはその日初めて見る訳ですから、お客さまからお聞きするお話と、その場の状況と、経験から判断するしかありません。
「こういう流れ方の時はこういった詰まり方で原因はこれだった」という経験の沢山の蓄積から、照らし合わせて判断します。
今回のような流れ方になってしまっていて、一週間も続いている状況の場合、原因として考えられる可能性は2つあります。
可能性① 便器の内部に水に溶けない固形物があり、詰まりが起きている
可能性② 屋外の排水管で詰まりが起きていて、その結果、トイレの流れ方がおかしくなっている
判断したポイントとしては、便器内に一気に上がった水位が、時間をおくことなくすぐに下がっていった点です。
この年式のトイレは、1回流すと、12~13Lもの水がタンクから便器内に放流されます。
便器の形状は、詰まった状態で流してもタンク一杯分の水量ではギリギリ溢れないように作られているようですが、大量の水が見る見る減っていくということは、水が流れて行くことができる隙間があるということです。
逆に、水位が一向に下がらず、便器内に溜まったままの状態の場合は、水すら通る隙もないほど、通り道が塞がれてしまっている状態であるということになります。
今回の詰まりは、1Lのペットボトル12~13本分の体積もの水が通過するような隙間はあるけれども、スムーズに流れない、一度便器内に溜まってから流れて行くということから、
便器の内部を通過する際に、一度停滞が起きる何かしらの原因物があるのではないか?
もしくは、
便器から離れた場所で渋滞が起きていて、その場所までの猶予分は流れているのではないか?
と推察できる訳です。
トイレと排水管の位置関係を簡単な図にすると下のようになります。
可能性を消去法で!
先ほど、2つの可能性を挙げましたが、両方ともクリアにして解消して初めて、詰まりを修理したと言えます。
最悪な場合、両方とも実際に起きているという可能性だって有り得ますから、片方を解消したからと言って、トイレが正常に使用できる!直りました!とは断言できません。
たまに、「他社に修理してもらったばかりなのにまた詰まった…」とご相談を頂く事がありますが、初めに修理した人が別の可能性を追わずに、確認していなかった結果だったこともあります。
さて、可能性①の有無を確認するためには、一度便器を外してひっくり返し、裏側から内部を覗く必要があります。
便器の上には温水洗浄便座やタンクが載っていますので、それらを先に外して、戻す時までどこかに置いておく必要もあります。
一方、可能性②の有無を確認するためには、建物の外へ出て、敷地内のトイレ周辺の地面に排水管のフタを探し出し、フタを開けて、内部を確認する必要があります。
どちらの可能性が起きているとしても、両方だとしても、それを解消するためには何かしらの作業を行う事になりますから、作業料金が発生しますし、それぞれ作業内容も作業量も違いますので金額が異なります。
お客さまとしては、なるべく時間や費用をかけずに解決したいとお思いでしょうし、私たちスタッフも短時間で不要な作業はすることなく、低価格で修理を提供したいと思いますので、効率よく進めるに越したことはありません。
さて、どちらの作業から始めるべきでしょうか?
それは、短時間で作業量として少ないのは可能性②の確認の方です。
数分で確認できますので、通常は先に屋外排水の確認を先に行います。
通常でない場合というのは、建物の周りに大量の積雪があったり、砂利などで排水マスが埋まってしまったりしている場合で、こうなってしまっていると、排水マスの探索が大変になります…
屋外の排水を確認して、詰まりがなければ、あとは可能性①を解決すればOKですし、
屋外で詰まりが起きているのであれば、それを解決した後に、可能性①を否定すればOKです。
今回は屋外排水には詰まりはなく、正常な状態だったため、①の便器内に異物がある可能性が非常に高くなりました。
細かい話をすると…
ここで「可能性が高くなった」という表現をしたのには理由があります。
屋外排水マスから確認したのは、上の図で黄色で示した範囲であって、赤色で示した床下の排水管まで全て確認できたわけではないからです。
しかし、水に溶けない固形物が便器の内部を通過する事は少なく、ほとんどは赤色の部分まで到達することなく便器内に引っかかります。
赤色の部分が水で満たされていて、黄色の部分だけ詰まりが無く水も溜まっていないという状況は稀です。
なので、黄色の部分を確認して詰まりが無い場合は、高い可能性で便器の内部が怪しいという考えに至るということですね。
洋式トイレの脱着作業
トイレを一度取り外して、再度元に組み戻す作業を脱着作業と言います。
さて、便器の内部に何かがあると思われるので、ひっくり返して内部を確認したいのですが、先ほど書いたように、便器の上に載っている温水洗浄便座とタンクを取り外して一時避難させる必要があります。
温水洗浄便座には電気コードと水道が、タンクにも水道が接続されていますので、それぞれを外して、廊下に養生をして、トイレから廊下に運び出します。
便器は床と排水管に固定されていますので、それを外して、ひっくり返して覗き込んで見ると…
便器の出口部分にありました!
何でしょう…
綿棒が沢山入った筒状の容器みたいな物の、フタの部分かなぁ…
プリングルスの筒のフタかなぁ…
便器の丸い出口に対して、フタは縦に引っかかっていました。
流れによっては斜めになったり、塞ぐようになったりと、内部で位置を変えていたのかも知れませんね。
しかし、出口よりも大きい樹脂製のフタは、簡単には通過しませんので、便器内に一週間も残り続けていたという訳ですね。
お客さまにも確認して頂きました。
「娘のしわざだー!」と怒っておいででしたが、このお客さまのおうちには一つしかないトイレ、「これで安心して使えるわ」と安心もされていました。
排水管と床に便器を戻して固定して、便座とタンクも元に戻して、諸々接続し直して開通!
勢いよく流れました!
トイレットペーパーを丸めて入れて屋外へ出て、お客さまにトイレを流して頂いて、トイレットペーパーが屋外排水マスに流れ出てくるのを確認して、その下流の方にも流れて行くのを確認して、全ての作業完了です。
何のフタで、どのようにして入ってしまったのかまではわかりませんが、今後同じような事が起こらないように気を付けて頂く必要はありますので、ご家族皆さんで情報を共有して話し合って頂くのが一番でしょう。
トイレ周りで使うようなありふれた物もあれば、このように、なぜこんな物が?とお客さまご自身でも想像つかないようなものも、トイレの詰まりの原因になります。
ティッシュペーパーの塊とか、トイレットペーペーの芯とか、芳香剤のフタ、紙タオル、おしぼり、ハンカチ、生理用品、ヘアピン、ライター、タバコの空き箱、ペン、クレジットカード、カイロ、携帯電話、おもちゃ、おむつ、ペットシーツ、猫砂、お掃除シート、カメラのレンズカバー、古くなった野菜、などなど、色々な物がトイレに流されているのをこれまでに見てきました。
排泄物とトイレットペーパー以外の物は
全て「異物」であり、
詰まりの原因となると考えて下さい。
異物が便器に落ちた際は、水を流す前に取り出すことが大事です。
流してしまってから異物を取り出すには、便器をひっくり返す必要がありますので、ある程度の知識と工具と材料が必要です。
毎日使用するトイレですから、何気なく、無意識に流してしまいがちです。
しかし、トイレを流す前に、一度、便器の中を目で確認して、流しても良い状態か確認するクセをつけましょう!
これくらい流れるだろう・・・流しちゃえ!は詰まりのリスクのある行為です。
実験として、後々のことまで自分で責任を持てるのならば話は別ですが、ほとんどの場合は、ほんの気のゆるみというか、甘えというか、お酒の勢いというか、そんな感じなのではないでしょうか。
トイレには入れずに、少し歩いてゴミ箱へ持って行くだけで、詰まりのリスクは0%です。
外出先の、他人の所有するトイレで「これくらい流れるだろう…」は絶対にやめましょう。
流せるタイプの掃除用品・ペット用品も、詰まり原因の代表例です!
流さずにゴミ箱へ捨てるのがリスク0%です。
便座から立ち上がるとトイレを自動で流してくれる機能も、便利かも知れませんが、異物流れ製造機です。
必要ないのであれば、OFFにしておいた方がベターです。
そして、異物が原因で詰まったという確信がある時は、ラバーカップなどで無理矢理流そうとしてはいけません。
便器を通過したとしても、その下流の曲がり角で再度引っかかり、取り出すのが厄介な場所に行ってしまうと、修理費も膨らんでしまいます…
できれば皆さんに異物詰まりもトイレ詰まりも経験して欲しくはありません。
しかし、当たり前ですが、トイレを使用する時間というのは、誰かが見守っていてくれたり注意してくれたりする場所ではありませんので、ご自身で管理して頂くしか予防策がありません。
それと、こういった内容は、学校でも授業として聞いたりしない内容ですから、各ご家庭で、お子様にもしっかりと教えてあげるのが大事だと思います。そのお子様がまたそのお子さんに伝えていく訳ですから。
あっ!あと、今の時期は、背中や腰に貼るカイロ、注意です…
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