江別市 上江別東町 キッチン 水漏れ 修理
新年あけましておめでとうございます🎍
今回は、戸建て住宅のキッチンで起きた排水水漏れトラブルの事例についてご紹介します。
江別市 上江別東町 キッチン 水漏れ 修理
江別市のお客様からキッチンの水漏れ修理についてご相談を頂きました。
当店のホームページや過去の施工事例を見て頂いたようで、水漏れの状況について電話で説明して下さいました。
流し台の収納の中、排水トラップ周辺から水が漏れてしまうそうで、新年早々キッチンで水を使えなくてお困りのようでしたので、急いで駆けつけました。
お客様宅に到着し、詳しく見させて頂くと
荷物は出して頂いていて、こんな状況の収納内でした。
真ん中に見えているのが排水トラップ（排水栓とも呼ばれますね）です。
一度リフォームをされたそうですが思い出せないくらい前との事、10年以上は経っているそうで、排水トラップの根元が濡れて茶色い汚れが付着していました。
取付けが緩んでいるわけでも無いようでしたが、水を使用すると、シンクと排水トラップの隙間から漏れてくるので、一度トラップを取り外して詳しく見てみることにしました。
水漏れの原因追及
この排水トラップは収納内から回して緩めて、取り外すタイプでした。
取り外し終え、汚れと水分を拭き取ると…
茶色い汚れはサビでした。
サビ！？と思う方もいらっしゃると思いますが、サビるんです。
排水トラップは樹脂製なので錆びません。
どこがサビているかというと…
やっぱり…
ステンレスに穴があいてしまっていますね。
2cm程の大きさの穴が２ヶ所あいていて、他にもポツポツと小さい穴があいてしまっていました。
この凹み部分にはパッキンが入ってトラップを上下から挟み込むのですが、取付けがしっかりしていましたし、パッキンもしっかりしているのに水が漏れてしまった原因は…
パッキンよりも外側の際部分に穴があいたからですね…
ステンレスは錆びないのでは？
一般的には、ステンレスは錆びないと言われていますね。
しかし、実はキッチンのステンレスシンクに穴があいて漏水、意外ですが、よくあるトラブルなんです。
普通に使用されていたら、恐らく錆びて穴があくことはないでしょう。
ステンレスが錆びる要因として、もらい錆びという現象があります。
錆びが発生する金属として鉄や銅などがありますが、錆びたそれらの金属が長時間ステンレスに触れていると、錆びないはずのステンレスが錆びをもらってしまって一緒に錆びてしまう現象です。
例えば、お鍋の底が錆びてしまって、その鍋を流しに置きっ放しにした時、ステンレスに鍋底の丸い形でサビが移ってしまうことがあります。
今回のケースでは、トラップの設置部分とステンレスの穴の境目には、1mm程の溝がぐるっと一周あります。
その溝に、錆びる金属が入り込んで、錆びて、もらい錆びの原因と考えられます。
入り込んだ金属としては、どんな可能性が考えられるかというと…
普段の生活から出た微量の金属なのかも知れません。
築年数が古い家で、水道管が鉄管であれば水道水に混じって鉄のサビの破片や鉄粉が出ることも十分にあります。
過去にリフォームをされたようですが、その際に金属を切断したり研磨したりしていたとしたら、その時に出た切り粉が入り込んだ可能性もあるかも知れません。
キッチンでのリフォーム時には、金属の切り粉がこの溝に入らないように、養生をして注意が必要なのですが。
既に穴があいてしまっていますし、サビはこれからも広がっていきますので、一番よい方法はシンクの交換なのですが、予算の関係でシンクの交換はさすがに…年明けすぐでしたので新しいシンクの手配もすぐにはできませんし。
お客様は、何とか補修で使えるようにできないかとご希望でした。
サビの進みは止められませんが、今あいてしまっている穴を水が漏れないように塞ぐことはできます！
およそ15分程で
穴を塞いで設置し直しました。
防水性があり隙間を埋めるためのコーキング材を使用しますが、水が侵入しないようにトラップの周囲全面に塗布する必要があります。
シンクの裏側も細かくチェックして、問題なく使用できるか水を使用して、時間をかけて確認しました。
あくまで補修ですので、とりあえずの延命処置といったところでしょうか。
今後の水漏れの再発やステンレスの欠損に関しては保障できませんが…しばらくは漏れの心配なく使用できるようにはさせて頂きました。
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