水道を凍結させない唯一の方法 とは パート①
久々のブログ更新です。
今年は猛吹雪の中、信号待ちで後ろから追突されてしまいまして、車を入院させるために吹雪の中、荷物を代車に乗せ換えたりなんなりで大変でした… あ、ブログ更新遅延の理由ではありません、近況報告です。
今回は、水道を凍結させないためにした方がいいことについての記事の、第二段目になります。
まず初めに、これを書いている私は、お客様から水道関連についてご相談を頂いて訪問修理をするお仕事をしているわけですが、仕事が減るとか会社の売上が下がるとか、そういうのは関係なく、水道凍結のトラブルはこの世からなくなればいい!と考えているスタンスの人間ですので、その点を頭に置いて読んでいって頂きたいです。
恐らくこの先、数年後に、この記事に初めて触れる方もいらっしゃるかと思うので、記しておきます。
この記事は2023年2月から書き始め、3月に完成して公開しました。
今年の水道凍結ラッシュは1月20日頃から始まり、2月には落ち着きましたが、その間凍結以外のトラブルでご相談頂いて、お急ぎではなくお待ち頂けるというお客様には、事態が落ち着くまでお待ち頂いて、そういったお客様への対応も一段落して、もう3月ですか…
早かったです…あっという間でした…
今から4年前、2019年の10月に、【これをしないと 水道が凍結する ?!忘れずに閉めましょう!】という記事を書いて公開しました。
それ以降、毎年、水道凍結の時期になると、そのページだけ、非常に多くの人数の方にアクセスして頂けているようで、江別・札幌の方だけでなく、全国各地様々なエリアの方に見て頂いていたことに驚いたと同時に、寒冷地でないエリアにお住いの人も水道凍結について興味があるんだと思いました。
今年は1月20日頃から強い寒波が来たので、そのあたりから一気に当店ホームページへのアクセス数が跳ね上がっていました。
インターネットでホームページを見て下さった人数だけで普段の10倍以上の増加ですが、ホームページは見ずにチラシなどを見てお電話頂く方もいらっしゃいますので、今年の1月後半から2月のお問合せの件数は普段の10倍どころの増加ではありませんでした。
さて、冬季にダントツにアクセスされている前回の記事の内容は、【水道凍結の被害に遭わないために、秋から冬になる頃には建物の換気口を閉めましょう!】という内容で、実は、本来は11月~12月頃までに読み終えて頂きまして、その後、各ご家庭で実践して頂く事を想定して、何日も書いては削り書いては削りを繰り返し、10月頃に書き終えて投稿したんです。
しかし、想定外なことに、実際に記事が多く読まれているのは、寒波が来て本格的に冷え込んで、凍結トラブルが多発してから…なんです。
これはですね、実際に寒波が来て水道が凍結してしまった多くの方が水道凍結の修理をしたくて【水道凍結】というキーワードで沢山検索されていて、当店の記事に辿り着いて、水道凍結予防について書いたページをクリックして表示したという結果なんです、きっと。
【水道凍結を未然に防ごうとする人】がもっともっと増えて欲しいなぁという私の本来の願いは叶っていないんです…
ですので今回は、前回の記事の次の段階、【水落とし・水抜き】について書いていこうと思います。
間違いなく長~くなりますので、水落としについては2記事に分けると思います。
(今回)パート① 水落としの必要性について
(次回)パート② 水落としの手順の説明
できれば、前回の記事と今回・次回の3つの記事を読んで、冬の備えについて理解して頂いて、4月~遅くとも9月までの間に、まずはご自分で一回、実際に水落としを行ってみて、水落とし作業の全体の流れを把握して、不明点があるようであればご相談頂いて、実際の冬の時期にはご自分だけで完璧に水落としできるようになっておいて頂きたい! ので、そうなるようにと、頑張って書いていこうと思います。
前回の記事の内容をまだご覧になっていない方は、そちらからご覧になってみて下さい。
→ 【これをしないと 水道が凍結する ?!忘れずに閉めましょう!】http://ally-cs.com/blog/10/25/3246/
※今回の内容も、戸建住宅やアパートにお住いの方向けの内容になっております。
マンションなどにお住まいの方にとっては、建物自体の断熱効果があるため、長期間留守にするとか、共有部のドアや窓が全開で一晩経過するなどといった、特別なことがない限りは水を落とさなくても凍結することはあまりないのかも知れませんが、ご実家や離れたご家族、ご友人がお住まいの建物がマンション以外であれば、あなたがその方に教える事も出来ると思いますし、必要に応じて参考にして頂ければと思います。
では本編、始めていきますー。
水道を凍結させないための唯一の方法とは
今年も水道凍結修理のご相談をたくさん頂きましたが、実際にお客様宅にお伺いして、凍結してしまった状況について詳しくお聞きしたり、現場の状況を確認すると…
●床下の換気口を閉めておらず、水落としをしないまま、ずっと生活されていて凍結された方
●天井裏のスペースが常時換気状態の建物で、水落とししておらず、天井裏の配管部分で凍結された方
●水落としをしないまま、ずっと生活されていて凍結された方
●水落としをしないまま、帰省のために留守にされていて帰ってきたら凍結・破裂していた方
●空き家にしていたけれど、久々に来てみたらあちこち破裂していて漏水してしまった方
などなど、様々な状況の方がいらっしゃいました。
仕事に行く前にシャワーを浴びたいのに水もお湯も出なかったとか、もう何日もお湯が出ていないからお風呂に入れずお風呂屋さんに行くしかないし混んでるしで疲れた…とか、トイレの水が流せないからコンビニまで行かなきゃならない…とか、どこの業者さんに電話してもすぐに来てもらえない…とか、凍結修理で数万円もかかったとか… 様々なお困りごとをお聞きしました。
不本意ですが、ここであえてとても厳しい言い方をしますよ?
上に挙げた状況だった方々は、水道凍結被害に遭う確率が高い時期に、何も対策をせずに、生活・留守されていた方々です。
10年に一度と言われるくらいの猛烈な寒波が来る!とテレビでもラジオでもスマホのニュースでも連日伝えられていて、気温がマイナス10度とか20度になって猛吹雪になったりもしていたのにもかかわらず、対策をされなかった方々です…
ごめんなさい、敵を作りたいわけではないんです。むしろ味方なんです、気付いて欲しいので、水落としの大切さを伝えたいので、あえて厳しい表現をしたんです。
この記事の題名に【水道を凍結させないための唯一の方法】とは?と書きましたが、ここまでで何回も答えを書いていますので、もう皆さんにはわかっているのではないかと思います。
答えは、【水落とし(水抜き)】です!
断言します。
建物内の水が落ちて(抜けて)いれば、どんなに強い寒波が来ようとも、例え氷河期が来ようとも、その建物内の水道が凍結することはありません。
水が落ちていれば、水道のパイプの中は空っぽになるので、凍る水がそもそもないわけですから、ご家庭内で凍結被害は起こり得ません。
↑
ここで、【水を落とせば、…】ではなく、【水が落ちていれば、…】と書いたのにも意味があります。
水落としをしたのにもかかわらず、水道が凍結してしまったというお客様もいらっしゃいました。
水を落として未然に防ごう!という意識が高い方なので、非常に残念な凍結トラブルなのですが、実際にお客様はちゃんと水落としをしたとおっしゃいます。
水を落とせば凍結することはない。と矛盾しますよね?
ということは、手順にミスや不十分な点があったか、設備側に問題があって、水がきちんと落ちずに残ってしまったから、というのがその場合の原因になるのですが、そのあたりは次回の記事で詳しく書く予定ですので、ここでは割愛しますね。
そうなんです、ただ落とせばいいということではなく、しっかりと全て落とせていなければ、結果として落としていないのと同じなんです…
なので、皆さんにはこの機会に水落としについて向き合って頂いて、ご自分のお住まいの水もお湯も、しっかりと落とせるようになって頂きたいんです。
皆さんがそれぞれのご家庭、お店、事務所などで、しっかりと水落としさえ行う事ができれば、水道凍結トラブルをゼロにすることだってできるんです!
水やお湯が出なくて不便な思いをすることもありませんし、あちこち業者に電話することもなく、なかなか予約が取れずに疲れることもありませんし、忙しい間を縫って業者が到着する時刻に自宅で待機する必要もなく、修理のために数千円~数万円にも及ぶ痛い出費をすることないんです。
くどいですね、わかっています、でも実際に水道凍結を体験された方は、私が端折って書いた内容よりも、もっともっともっと不便で辛くて困って疲れたはずで、同じ目にはもう絶対に遭いたくないと痛感されたのではないでしょうか?
地震のような災害時の停電や断水の際、水やお湯が全く使えなくなって困った経験をされたことはありますでしょうか?
水道凍結トラブルも、症状としては水やお湯が出なくなりますから、結果としては同じような困ったになりますが、明確な違いが一点あります。
災害は予測できないので避けようがありませんが、水道凍結のトラブルは毎日の気温に気を配って水を落とせば未然に回避することが可能です。
凍結を一度も経験されていない方にも、できればそういった被害に遭って欲しくないですので、私は、仕事外の時間を使ってこういった記事を夜に少しずつ書いているわけです、水道凍結トラブルゼロの野望のために。
天気予報に気を配って、凍結しそうな日は、ちょっとした手間はありますが水を落とす。
これだけで、皆さんのお家の水道は凍結することはありません。
長々と書いてきましたが、伝えたいことは、一つだけです。
水が落ちれば、水道は凍結しないですということのみです。
水落としって、誰から教わるものなの?
普段、様々なお客様とお話をしている中で、水落としの話題になると、「水落としなんてしたことがない」とか、「やり方がわからない」とか、「ミズヌキセンって何ですか?どこにあるんですか?」とか、「水落としなんてしなくても今まで大丈夫だった」という方が非常に多いと感じます。
これを書いている私は埼玉県生まれで、その後も点々と、30年以上寒冷地とは無縁の地で生活をしていました。
北海道に移住して来たのは今から8年前です。移住当初は水落としのやり方なんて全く知りませんでした。
水道修理の仕事には移住前から従事していましたけれども、気温が̠マイナスにはならない雪も滅多に降らない地域でしか生活していませんでしたので、寒冷地特有の水道の知識については無知のままでも仕事には全く支障はありませんでした。
移住後に、寒冷地特有の水道の知識を学んで、水抜栓という装置の存在を初めて知り、水落としの仕組みや必要性について理解し、今では他人に水落としを説明をする側になっていますが、私以上長く寒冷地にお住まいの方々が、水落としについてよくわかっていないというのは、正直心配になります。
私には北海道出身の妻がおりますので、質問しました。
「水道の水落としの仕方って、誰から教わるものなの?親から?それとも小中学校とかで教わるの?」
すると、
「誰からも教わらないよ。私も水の落とし方なんて全くわからないし。」という返事でした。
妻は【水を落とせば水道は凍結しない】ということ自体は知ってましたが、【どうやって水落としをするか】までは知らないそうでした。
・・・
そりゃあ毎年寒波が来る度に水道凍結が多発して、どこもてんやわんやになる訳だ、と思いました。
【水落とし】の必要性や実際の方法について、学校教育の中では習わず、地域で教えてもらえるような機会もなく、各家庭で親から子へ教えるか教えないかといったレベルの知識であり、親が知らなければ子が教わる機会もなく、水を落とせば凍結しないということはただ何となく世間に知れ渡っているもよう… (検証数1)
これは… これでは… 水道凍結トラブルゼロの野望、危うし、か。
こういった現在の状況から、寒冷地に生活する全ての人に、水落としについて周知して、全員が水落としを日々の生活の一部にできるようにするには、どうしたらよいのでしょうね。
移住して来た私は、水道修理の仕事の業務上必要な事なので水落としについて勉強をしましたが、一般の方は、自分から調べない限りはなかなか触れる事のない知識なのでしょうか。
しかし、水落としの役割とかやり方というのは、業者だけが知るような特別な情報なんかではなく、寒冷地で生活する人全員が理解して実施できる共通の知識であるべきだと、私は思いますが、変な考えなのでしょうか…
例えばですよ、自宅の窓が開いていて、このあと大雨が来るという情報を耳にしたら、どうしますか?部屋が濡れてしまうから急いで窓を閉めなきゃ!となりませんか?
それと同じで、自分の家を守ろうとする行動の一つだと思うんです。
気温が下がるから、凍らないように、水道を使わない時間はあらかじめ水を落としておこう!ということなんです。
難しく考えることはないんです。
水の落とし方がわからなければ、毎回正しいやり方を知っている人に代わりにやってもらうか、それよりもっと良いのは、正しいやり方を教わってマスターしてその後はずっとご自分行えるようになる事です。
私たちは水落としの実演やレクチャーも行っていますので、冬の混雑時以外の時期に、是非ご相談ください。
ボランティアではございませんのでもちろん有料にはなりますが、水道凍結の修理費用に比べれば少ない金額で、一生凍結知らずの知識が身に付きますよ?
実際に私が行う水落とし作業を動画で撮って、動画を見ながらご自分でも実践されたお客様もおられます。(動画撮影は禁止しておりません)
凍ってしまった水を溶かして次回に活かせる対策が得られない修理と、今後凍らせることのない対策方法を身に着けるために学ぶのとだったら、どちらがいいですか?(それ以外の選択肢はもちろんありますけれどもね)
まぁ、その有料な情報を、次回の記事に書いて全国に公開しようとしているのですから、太っ腹もいい所なんですが…
しかしですね、恐らく絵や文字で私がいくら説明をしたとしても、皆さんがご自分の家に当てはめてみた時に、全てがぴったり一致するかと言うと、難しいんですよね。
建売で並んでいる建物だったとしても、間取りが少し異なれば配管のされ方も異なることもありますから、皆さんの家ごと、建物ごとに、水道管の配管の仕方は違うから、なんです。
つまり、次回私が書く予定の内容は、【どんな家にも当てはまる水落としの手順書】なんていう夢のようなバイブルにはなりません。
こういう場合もあれば、こういう場合もあるので、ご自分のお住まいでどうなっているか確認した上で、どうしたらよいか考えてくださいね…といった感じになると思います。
であれば、実際に訪問して実演するのをご覧になるのが一番わかりやすい方法になりますね。百聞は一見にしかずです。
何より、私の長~い文章を読む手間がありますからね。
じゃあ、記事にする意味って… まぁ、何年後になっても残りますからね、残すという意味合いはあるのかも知れませんね。
絵と文章で、どうわかりやすく説明するか…完成まで何日かかるのか…公開は何月になるのか… まだ私にもわかりません。
水道凍結にご注意くださいって…
仕事に直結しますので、私は、毎日天気予報をチェックするのですが、
テレビの全国放送の天気予報だと北海道内の詳しい天気がわからないので、道内放送の天気予報を見るようにしています。
スマホでも天気予報は見れますが、テレビっ子としてはテレビが一番理解しやすいんですよね。
テレビの天気予報では毎年、気温が下がってくると、こう注意しています。
『水道が凍結するおそれがあります。ご注意ください』
『10年に一度の強力な寒波が近づいているので、水道凍結にご注意ください』
これを聞いて、いつも思うのですが、なぜ、
『今夜は冷え込みますから、凍結しないように水を落としてから寝ましょう』とか、
『今後一週間くらいは日中も冷えますので、毎日使わない時は水を落としましょう』、
といったところまで突っ込んで言わないのでしょうか。
『水道が凍結してしまった時は、凍結した水道管にタオルを巻いて、お湯をかけて溶かしましょう!』と実演して見せているコーナーを見たことがありますが、そうではなくて、凍結した後の直し方よりもまず、凍結しないためにどうしておくべきかをもっと紹介すべきだと思うんですね。
確かに、凍結させてしまう人が多い現状では、取り急ぎニーズがある情報は、いかにして溶かすか、になってしまうのはわかるんです。
ですが、沢山の人にしっかりと伝えて頂きたい内容は、簡易的な溶かし方などではなく、凍らせないための方法についてなんですけれど…
テレビ関係のお仕事の方やこういった情報を拡散するのが得意な方、ぜひ、溶かし方よりも、水落としの方を推して頂ければ!沢山の人が被害に遭わずに済むと思いますよ。
零細企業のアリー便利サービスのホームページのブログ記事でいくら呼びかけるよりも、圧倒的に見る人が多いテレビや近年の新しい媒体で、是非。
なんでそこまで?
なぜここまで私が水落としをお勧めして、水道凍結をゼロにさせたいかという点、に疑問を感じている方もいらっしゃるかも知れませんね。
水道凍結する人がいなくなったら仕事が減って困る側の人なのに、なぜそんなにって…
冬の時期になると、『水道凍結の時期はあなたのような仕事は、儲かっていいね…』と、軽く言われてしまうことがありますが、とんでもないです。
むしろ代わってもらえるなら代わって欲しい、時間があるなら一緒に手分けして事に当たって欲しいくらいです。
ここで、誤解のないように強調しますが、水道凍結の修理やご相談が嫌だと言っているわけでは全くありません。
代わって欲しいくらい、したくないことは、他にあるんです。
だから水道凍結に困る人をたくさん出現させたくないんです。
それを今からご説明しますよ?
この世にはたくさんの水道修理の業者が存在していて、普段はお客様からのご依頼の奪い合い?気味な業界ですが、ひとたび強烈な寒波が来ると、もう、どこも、てんやわんやです。
需要と供給のバランスが逆転して、圧倒的な需要に対して供給が追い付かなくなります。
ここで重要なのは、寒波が来たからと言って供給自体(修理業者の数)は減っていないということです。
むしろエナジードリンクを飲みながら、忙しくなるぞと気合を入れている事でしょう…
業者側は、普段は、何か困った事がありましたらご相談くださいと、ご依頼頂くのを待つスタンスで、広告を出したり営業したりと、どの業者もお客様からの依頼獲得に勤しんでいますが、
強力な寒波が来て水道凍結が多発してしまうと、お客様側が少しでも早く来てもらえる業者を求めて、猛烈に業者を奪い合いってしまいます。
修理を希望される方が殺到してしまい、数日待ち、一週間待ち、キャンセル待ちといった状況があちこちの業者さんに起きてしまいます。
当店は少人数で運営していますので、電話への応対も、メールやラインへの応対も、お客様宅への車移動もしながら、現場での作業も行いながらで行っています。
積雪や事故などにより移動時間も普段の倍以上かかることもありますし、一日に対応可能な件数には限りがあります。
なので、それよりも何倍何十倍もの数の修理のご希望を頂いた時、何をしなければいけないか、わかりますか?
泣く泣くお断りをしなければいけないんです。…… もう、なんでもいいから早く寒波がどっかに行って欲しいと思わない年はありません。
たくさんの困っていらっしゃる方からの相談を、全てのご依頼に対応しきれないという理由でお断りしなければいけないのが、辛いんです、非常に。代わって欲しいくらいに。
お一人にお断りのお詫びの言葉を伝えている間に、5件くらい着信があったりするんです…
順番にこちらからまた、電話を掛け直して、緊急かお待ち頂けるかを確認して、お待ち頂けないようであればお断りのお詫びをお伝えしていると、新しい着信が溜まっていくんです…
普段、困っているお客様の所へ車で訪問し、お役に立つことができて、ありがとうと言って頂けることにやりがいを感じている私たちにとっては、助けを求められている人に対してお伺いすることもできずに電話やメールでお断りしなければいけない、それを何十人・何百人にしなければいけないというのは、非常に精神的にキます。
電話応対を専属で行う人員を雇って担当させればいいじゃないか!とか、そういうことではないんです。
電話機を沢山並べたコールセンターを持つような大手の会社でさえパンクするんです、需要が急増してしまうと…
一時期のコロナワクチンの予約とか、締め切り間近の時のマイナンバーカードの登録予約とかのように、受付人数に対して圧倒的に桁違いの問い合わせが殺到すると、全くつながらなくなってしまいませんでしたか?
そういった混雑状況と同じで、需要の数が急激に増加しすぎてしまうと色々なことが間に合わなくなるんですね。
水道凍結修理を専門でやっている業者さんであれば、仕事がたくさん来て喜んでいるのでしょうか…
こんなことを書くと、そんなに需要があるなら、冬限定で水道凍結修理専門の事業を立ち上げようか!儲かるぞ!と考える人がいるかも知れませんが、
そういう発想は利己的であって、根本的な問題は何も解決しません。
では、毎年強い寒波が来るたびに凍結してしまう人が沢山出てしまい、業者が足りずにてんやわんやになってしまう現象を根本的に解決するには、どうなればいいでしょうか?
毎年、水道を凍結させてしまう人がゼロになれば、解決です。凍結以外のトラブル修理の通常営業です。
皆さんも、凍結させたくてしているわけではないはずですし、不便な思いや、業者探しで疲れたり、修理費を払ったり、したくてしているわけではないはずなんです。
凍結修理専門でされている一部の業者さんには悪いんですが、お客様にとっても、水道凍結修理以外の修理も行っている私たちにとっても、水道の凍結トラブルは起きないに越したことはないんです。
そのためには、何をしなければいけないか、次に何が言いたいか、もうわかりますよね?
そうです!そーなんです! 水落としです! 一択です!
皆さんは水落としをマスターし、私たちは水落としの仕方を普及させる努力をする。
「水落としで困ったらアリーさんを呼ぶから覚えなくても大丈夫」と言って下さる方もいらっしゃいますが、実際に水落としが必要になる時期はどうなるかというと… 凍結修理希望の問い合わせが殺到してしまって、突然水落としして欲しいという連絡を頂いてもその日に訪問できない可能性も十分にあります…
身体的に難があってご自分では困難で頼れる親族が近くに居ないというような状況であれば別ですが、せめてご自分のお家の水落とし作業だけはご自分でできるようになって頂きたいなぁと私は思います。
次回の記事で、やり方を説明しますので、この機会に水落としの仕方を今一度確認して、わからない点は雪が降る前にプロに相談して解決して、ご自分で水落としをできるようにマスターしましょう!
私は、一年の間に何百軒というお客様宅に初めてお伺いをし、その場ですぐに建物の構造と配管を把握しなくてはいけないお仕事なので、色々と勉強をして今に至っていますが、
これを読んでいる皆さんは、ご自分の生活している建物、一軒だけでいいんです。たった一軒だけ、毎回完璧に水落としできるようになるだけでいいんです。
家族の中の一人だけマスターすればいいということではありませんよ?
全員です! 寒冷地で生活する者として、自分達の住む住居の仕組みについて、後世に伝える役割もありますからね?
水落としをマスターした人が突然入院してしまって、残りのご家族は水落としができない…なんていう状況にならないように。
難しくなんてない!
絶対できます。
できるか、できないか、じゃない、
やるか、やらないか、ですよー?
次回につづく…
今回をパート1、次回をパート2とします。
プロの物書きではありませんし、仕事の後の夜中に余裕のある時に書きますし、説明のための図も必要ですので、またパソコンでつたない絵を描く必要がありますし、この後の流れも考える必要がありますので、さらに何日もかかると思います。
私のだらだら長文は、万人受けはしないと思います。 でも、たまにお客様にブログ楽しみにしてますと言って頂くことがあって、心が折れずに済んでいます(笑
最近では(笑 を使うだけで年齢層がばれるそうで…
次回に続きます。
こちらもご参照ください
→ 前記事 これをしないと 水道が凍結する ?!忘れずに閉めましょう!
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