トイレ の 詰まり修理 |江別市 一番町 |トイレがカポカポ鳴る
暑くて嫌だよーと言っていた夏があっという間に過ぎて、肌寒い日が多くなってきて、いいですね~!
もう10月!早いものです。
地震の後ドタバタしていて久々になってしまいましたが、施工事例を書かせて頂きます、前田です!
今回は、築11年程の戸建住宅にて発生したトイレの詰まりトラブルについて、洋式トイレ内部の異物除去作業の事例をご紹介します。
トイレ の 詰まり修理 |江別市 一番町 |トイレがカポカポ鳴る
「トイレの流れ方がおかしいので一度見て欲しいのですが」というご相談を江別市のお客様から頂きました。
詳しく状況をお聞きすると、どうやら数週間前からトイレが変な流れ方をしているそうで、詰まって流れなくなったり、直ったりを繰り返しているとのことでした。
普通に流れる時もあるので様子を見ていたようですが、詰まる頻度が多くなってきているということで、不安なので一度しっかりと見て欲しいというお話しでした。
お客様宅に到着して、トイレの流れ方を確認させて頂きました。
タンクと便座が一体になっているトイレで、壁に付いた遠隔リモコンのボタンを押すことでトイレを流すタイプでしたが、ボタンを押して流してしまうと一気に水が流れて溢れてしまっても困るので、タンク横に隠されている手動レバーにて様子を見ながらそっと流してみました。
便器鉢内に水が溜まって、溢れるかどうかという所まで水位が上がりましたが、見ている間にそのまま水位が下がっていき、今度は溜まり水が全てなくなる程水位が下がってカポカポという音を立てていました。
水が無くなってカポカポ音が鳴る
このような流れ方は正常な状態ではなく、水は流れますが確実に異常な状態です。
今までに様々なトイレの詰まりを見てきましたが、このような流れ方をしている時は、詰まりの原因として想定できる可能性は2つあります。
一つ目は、トイレから少し離れた場所、床下の排水管や屋外の排水管のどこかで詰まりが起きている可能性。
二つ目は、便器の内部で何かが引っかかっていて、水が通る程の隙間がある状態である可能性です。
すぐに確認できるのは一つ目の可能性で、建物の外へ出て、排水マスのフタを開け、内部を確認することでわかります。
排水マスの内部に汚水が溜まっていたり、汚物や異物が溜まっていたりした場合は、トイレではなく、排水管の詰まりが原因でトイレの流れがおかしくなっているという事になります。
屋外排水マスや排水管に異常はない場合で、トイレを流すと屋外に水が少しづつでも水が流れ出てくる場合は、二つ目の可能性、便器の内部に何かしら詰まりの原因があるという事になります。
そして残念なことに、この様な詰まり方をしていて何日も経過している状況の場合、詰まりの原因となっているのは「水に溶けないもの」で、「水が通る程の隙間があるもの」、トイレットペーパーや排泄物ではない、異物が原因である可能性が非常に高いです。
数週間前、流れがおかしくなる前と後で、何か変わったことがなかったか、トイレ内に置いてある物やご家族の持ち物で行方不明なもの、来客などはなかったか、今一度思い返してもらいました。
すると、もしかしたら・・・と、ご主人からお話しがありました。
どうやら、健康診断に提出したキットの、説明書とビニール製の袋を流してしまったかも知れないということでした。
異物流れのトイレ詰まり修理
(※作業写真は清掃を行った後の、配慮したものを載せていますので、安心してお進みください)
異物が流れて詰まってしまったトイレについて、市販のラバーカップや圧力ポンプなどを使って無理矢理に流してしまうと、床下の排水管や曲がり角など、目で確認ができない、手の届かない場所で再度詰まりを起こしてしまうことがあり、修理がさらに困難になってしまいます。
トイレに異物が流れてしまった場合の一番の解決方法は、トイレを一度解体して、引っかかってしまっている原因物を直接、取り除く方法(便器の脱着作業)になります。
作業内容を簡単に言ってしまえば、【便器をひっくり返して、詰まりの原因物をが直接目で確認したあと、取り除いて、便器を元に戻す】作業なのですが…
便器の上にはタンクや便座が設置されていますので、便器をひっくり返す前に、タンクや便座を全て取り外す必要があります。
今回のお客様のトイレは、タンクと便座部分が一体になっているトイレですので、まずはその部分を取り外して、倒れたりして壊してしまわないように、平行移動で廊下に避難、安置しておきます。
便座一体型のタンクの下面には4本のボルトがありますので、床に直接置いてしまうと重みでボルトが折れてしまいますし、床も傷付きます。
タンクの下から水も少し垂れてきますので、私の場合は、バケツの上などに置いて、ボルトが床に付かないように浮かせた状態にして、倒れないように固定しておきます。
さて、床に固定されている便器の固定金具を外し、便器内の水も吸い取って、やっと便器をひっくり返すことができます。
詰まりの原因物が便器の内部にある場合と、排水管との接続部にある場合とがあります。
今回は、床下の排水管との接続部分、もう、まさに排水管の入り口部分に引っかかっていました。
排泄物も一緒になって絡まっていましたので、取り除いてお掃除した後の写真を載せますが、
この部分。陶器の便器の出口の差し込み口部分、排水管の入り口部分です。
黒いゴムの輪っかの内側、灰色の狭くなった穴の上の部分にありました。
お客様にも確認して頂きましたが、「こんなに細いんですね!」と驚かれていました。
トイレと排水管の接続部分の直径は、思っているよりも細いのです。
親指と小指をくっつけて手を細くして入れようとしても、人差し指の付け根部分以上は入らないくらいです。
水流で細かくほぐれるトイレットペーパーや排泄物は通過しますが、それ以外はこの入り口か、それよりも前の部分で引っかかります。
今回は、ジッパーのついたポリ袋で、多少空気も入っていましたので、柔らかい空気の入った袋ですが、内部に折り畳まれた紙入っていて、それが突っ張ったため通過しなかったのでしょうね。
無理矢理押し込んだりされなくてよかったです…
詰まりの原因と詰まり箇所が確認・除去ができましたので、トイレを元に戻していきます。
便器の奥の方や、奥の方の床や壁など、普段お掃除できない部分をしっかりと掃除しながら、便器を排水管に接続し直して、避難していたタンクと便座を設置し直して、給水管と電気配線をつなぎ直し、
通水して流れを見ます。勢いよく渦を巻いて流れて行きました!
念のため、トイレットペーパーを丸めて入れて、お客様にトイレを流して頂きつつ、屋外の排水マスにてきちんと流れ出てくる事も確認して、修理は無事完了です。
異物が流れてしまったことが明らかな場合は、何回も水を流したり、無理矢理流そうとしたりせず、まずご相談くださいね。
できれば見て頂きたいんです!
私たちがお客様のお家にお伺いして、色々と見させて頂いている時や、作業をしている時、一緒に付いて回って、どんな作業をしているのかをご覧になるお客様がたまにいらっしゃいます。
「なんか、後ろを付いて回ってごめんなさいね、別にあなたを疑っているわけではないんですよ」と謝られることもありますが、謝るどころか、大歓迎なんです!ぜひ一緒に状況を見て下さい!
一方、「お願いします」とおっしゃったあと、別のお部屋でご自分の事をされているお客様もいらっしゃいます。
もちろん、お客様がどのように過ごされるかはご自由です
ですけれど、可能であれば、もし可能であれば、お客様ご自身がお住まいの家のことですから、何が起きたのか、なぜトラブルや不具合が起きたのか、私たちがお客様のお家に対してどのようなことをしているのか、なぜそうしているのか、興味を持って頂きたいと私たちは考えています。
できれば、お客様には、同じトラブルに何度も遭われて欲しくないです。
まだお会いしていない、今これを読んで頂いている方にも、トラブルに遭って欲しくないです。
こうして、施工事例を、トラブルの背景や作業内容、具体的な写真を載せて、事細かにご紹介しているのも、その想いからです。
私は、トラブルの原因や作業内容について、可能な限りお客様に直接見て頂きながらご説明をさせて頂くのですが、「そんなこと今まで誰も説明してくれなかった」とか、「初めて見た、納得した」と言って頂ける事が度々あります。
新築の家を建てたとしても、中古で家を購入したとしても、賃貸のお部屋に入居したとしても、その建物やお部屋について、一つ一つの設備の使い方やお手入れの仕方について、水落しの仕方についてなど、ご入居の時に誰かが一つ一つ説明してくれることや実演してくれることは、まずありません。
建築図面や取扱説明書がファイルされているとは思いますが、読むか読まないかはお客様に委ねられていますし、たくさんの資料一つ一つにじっくりと目を通す方は多くはないのではないかと思います。
普段、皆さんが何気なく使用されているご自宅の設備(蛇口やトイレ、水抜栓など)について、どのような構造をしているのか、どんな役割をしているのか、見えていない部分がどのようになっているのか…
説明を受ける初めての機会は、トラブルが起きて修理を依頼される時であることがほとんどだと思います。
(説明をほとんどせずに、作業だけして帰ってしまう他社さんもいるかも知れませんが…)
お客様が見たことのない部分や出来事について、私たちが絵を描いたり時間をかけたりしてどんなに説明をさせて頂くよりも、一緒に一目見て頂く方がはるかに短い時間で確実に把握して頂く事ができます。
もちろん、必ず全員見て下さい!全て理解して下さい!ということではありません。
「あまりそういうのは見たくない」というお客様もいらっしゃいますし、無理強いはしておりませんので、こちらからご覧になりたいかどうかお聞きした時に、見たくない時は遠慮なく断って頂いて構いませんからね。
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