札幌市 北区 太平 トイレ 流れがおかしい
今回は、築5年の戸建て住宅にて起きた排水詰まりの修理事例をご紹介します。
札幌市 北区 太平 トイレ 流れがおかしい
北区のお客様からトイレの詰まりについてご相談を頂きました。
急いで駆けつけて、お話しをお聞きすると、数日前から流れが変で流れていかないそうでした。
流した後、ゴポゴポと音がしたり、溢れそうになったりするそうですが、水位はすぐに下がるので詰まっているのかどうなのかわからないとのことでした。
特に変な使い方はしていないし、異物も流れていないようでしたので、屋外の排水が怪しいと感じました。
排泄物やトイレットペーパーが詰まりの原因の場合は、長時間水にさらされると、少しずつ柔らかくなったりほぐれたりして自然と解消することがあります。
しかし、詰まった後、水が流れるからと使用を続けて数日経っている今回の場合、水に解けない固形物が原因の可能性と、水にほぐれない程の大量のペーパーがトイレまたは排水管で詰まっている可能性とが考えられます。
トイレの点検は後にし、屋外に排水管の確認に行きました。
屋外排水の点検
水まわり(台所・洗面・洗濯・風呂)が集中している側の外壁沿いに排水マスが並んでいました。
灰色の塩化ビニール製のフタのついたマスが並んでいますが、このようなマスは小口径マスと呼ばれています。
築年数15年より浅い建物はほとんどがこの小口径マスが用いられていると思います。
フタをすべて開けて中を確認しましたが詰まりは見られませんでした。
台所、洗面、風呂と水を出してもらい、どこのマスから水が流れ出てくるかを調べましたが、トイレ以外は問題なく流れていました。
今回問題となっているトイレは、メイン経路から位置的に離れているので、別の経路で配管されているようです。
他のマスを探すと…ありました!
駐車スペースの舗装された部分、先程のメインの経路から家を挟んで反対側にありました。
んー!?
ここですね!大量のトイレットペーパーが見えます。
排水パイプの形に圧縮されたペーパーの塊がぐしゃっと溜まっています。
このマスからメインの経路へと続きますが、ここから10mほど距離があります。
確認のためにトイレを流してもらいましたが、水は動きますがペーパーの塊はビクともしませんでした。
時間をかけてほぐしては水を入れ、ほぐしては水を入れを繰り返し、大量の水で流して無事に解決しました。
なぜ詰まってしまったのか…?
築5年ですし、トイレのみの経路の排水管ですから、汚れの蓄積で流れにくくなったということは考えにくいです。
土中の排水管が割れたりずれたりもしていないようですが…
新しいトイレなので節水によりタンクの水量は6L程でした。
トイレからメインの排水系統の合流地点までの距離は15mはありました。
おそらくトイレを1回流しただけでは、6Lの水量では排泄物やペーパーを15m先まで運ぶことができず、途中で止まってしまうのでしょう…
取り残された排泄物やペーパーは、水気がなくなれば乾燥して排水管の表面に貼り付きます。
トイレの使用頻度をお聞きすると、もう一つトイレがあるので今回詰まったトイレはあまり使わない方のトイレとのことでした。
すると、取り残された物が次の水が来る頃には固着している可能性は高いですね。
次に流れてきた物は、進む先にに障害物があるのでそこでぶつかり止まります。
一緒にくっついて固着します。
この繰り返しで大きな塊になったのかも知れません…
このような詰まりは別のお客様の事例でもありましたが、5年住まれて初めての詰まりということでしたので、5年分の詰まりというのも考えにくいですね。
想像の及ばない別の要因もあるといけないので、今後もしばらく、マスを定期的にチェックしてもらう他ありません。
このような小口径マスの中をご自身でチェックするためには、マイナスドライバーと手袋を用意してもらう必要があります。
特別な道具はひつようありませんので、ぜひご自身でチェックしてみて下さいね。
覗いて見て、内部に水が溜まっていたり、物が溜まっていたら異常な状態です。
正常な状態は、内部に溜まっているものはなく、底面が見える状態です。
雪が積もってしまうとフタを開けて確認するのも一苦労なので、積雪前に1度確認すると良いですね。
排水の汚れの蓄積とは
今回のトラブルとは関係はありませんが、台所系統の排水には油汚れの蓄積が確認できました。
通り道の内側、クリーム色の粘っとした付着物が台所特有の油汚れです。
これも蓄積が進むと固着し、詰まりの原因となりますので、いずれは高圧洗浄などのお掃除が必要となります。
戸建て住宅では7~10年に1度の周期で管内清掃をお勧めしています。
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