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江別市でトイレの水漏れ修理 | 部品交換しました!

江別市でトイレの水漏れ修理 | 部品交換しました!

今回は一般住宅でのトイレタンク内の部品交換修理の事例をご紹介します。

 

 江別市でトイレの水漏れ修理


江別市のお客様からお電話を頂きました。すごく慌てたご様子で、どんなトラブルかを説明して下さったのですが、お電話ではよくわかりませんでしたので、急いでかけつけました。

 

お客様宅にお伺いすると、少し落ち着きを取り戻されていて、トイレで水が止まらないの…とトイレへ案内して下さいました。

 

ひとまず水抜栓で止水をし、床に溜まってしまった水を拭き掃除しながら、ゆっくり落ち着いてお話しをし、状況をお聞きすると共に安心して頂きました。

 

気づくと床に水が溜まっているのと、便器の中に水が少しずつ常に流れているのが気になって、数ヶ月様子を見ていらしたようでした。

 

昨晩、ご主人がタンクの中や給水管部分をあれこれ直そうとされたそうで、今朝ご主人がお出かけになった後しばらくして、奥様がトイレに入ろうとしたら床が水浸しになっていて、びっくりして電話を下さったようです。

 

詳しくトイレの点検を開始!

トラブルの状況としては、2つ。

・床に水が溜まる

・便器の中の水が止まらない

 

床への水漏れは給水管とタンクの接続部から垂れていました。ご主人が工具で格闘された痕跡が残っていました。一度外す必要がありますが、給水管自体には工具による傷が付いていませんので修理は可能でした。

 

便器に流れてくる水は、通常はタンクの中に溜めた水です。常に少しずつ出てくるという症状は、タンクに溜まった水が抜け出てしまっているか、溜まりすぎて溢れているか、のどちらかです。

 

タンクの中を見てみると、タンクの中に水が全く溜まっていませんでした。先程止水したばかりなのに…変です。

 

止水を解除しても水が出てきません。水抜栓も止水栓も開いています。すると、水道からの水をタンクの中へ入れたり止めたりするのを調節しているボールタップという部品が変な方向を向いていることに気づきました。

 

ご主人がタンクの横の給水管を調整しようと回した時に、一緒に回ってしまったのでしょう。ボールタップの金属部が折れ曲がっていました。タンク内のサイフォン管も根元で折れていました、ボールタップがぶつかってしまったのでしょう…サイフォン管はタンクと便器の繋ぎ部分に固定されている部品で、その土台からタンクの中に管が伸びています。タンク内の水が一定量を超えて溢れそうになった時に、管からその余分な水を便器へと逃がす(オーバーフロー)役割をしています。ボールタップもサイフォン管もタンクにとって一番重要な部品で、どちらか一方でも不具合が生じると水漏れや水が出ないといった症状を起こします。

 

タンクの中の水が時間の経過によりなくなってしまっているのは、タンクの底の部分から水が抜け出てしまっているからと考えられます。水をせき止めるゴム玉がドロドロに溶けていました。今はサイフォン管が折れてしまっているので、一緒に交換が必要です。ボールタップも破損しているので交換が必要です。

 

聞いたお話しと、給水管についた工具の傷跡から考えると、恐らく最初はポタポタか、にじむ程度の水漏れだったのだと思います。

 

ボールタップと給水管のつなぎ部分はパッキンを入れて圧迫接続をしているので、ネジこみの接続と違い、少し増し締めしてみて直らなければパッキンを換えなければ直りません。きつく絞めれば絞めるだけパッキンがねじれたり擦り切れたりして水漏れが悪化してしまうのです。

 

こういったコツは作業をされたご主人に一番お伝えしたかったのですが、お仕事中ですから仕方がありません。今回は部品が破損してしまい、奥様がびっくりしてしまう結果になりましたが、まずはできる範囲でDIYしてみるという考え方は私は素晴らしいと思います。

 

ちょっとあちこち部品を換えなければいけませんでしたが、修理は可能でした。ご自分で直せるなら何とかしたいというご主人の気持ちが伝わってきましたので、新しいトイレに換えたいという奥様の意見もありましたが、ご主人の留守の間に相談も無しにトイレを新しくするのは一旦保留にさせてもらいまして、修理という方法で復旧させて頂きました。

 

あとは、新しいトイレに換えるか換えないか、落ち着いてご家族でお話しして決断して頂ければと思います。

 

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