札幌市 北区 百合が原 キッチン 水漏れ 排水詰まりの修理
今回は、戸建住宅のキッチンにて起きた水漏れトラブル、排水詰まり除去作業の事例をご紹介します。
札幌市 北区 百合が原 キッチン 水漏れ 排水詰まりの修理
北区のお客様から、キッチンの水漏れでお困りとご相談を頂きました。
急いで駆けつけて、状況を見させて頂きました。
キッチンを見させて頂くと、流し台を中心として床に大きな水溜まりができてしまっていました。
シンクのある所だけでなく、ガス台の方にまで広がっていました。
キッチンマットが濡れるので避難したとのことでしたが、拭いても拭いても時間が経てば水溜まりになってしまうそうで、かれこれ1週間前からとのこと。
水を使用していなくても水溜まりが大きくなるという状況から、収納内の給水管や蛇口から少しずつ常に水漏れが起きているという可能性と、排水が詰まって溢れて床上に水が溜まっているという可能性とが浮かびました。
流し下の収納内を見させて頂くと、収納されている荷物は濡れておらず、給水管や蛇口も問題ない状態でしたが、排水のにおいが強く感じられましたので、詰まりの可能性が濃厚となりました。
詰まり状況の確認
そのまま屋外へ移動し、排水マスを探しました。
築20年程だそうで、過去に一度排水管の洗浄をされたことがあるとの事でしたが、何年前か思い出せないくらい前の事のようでした。
キッチンのすぐ外とその周辺の排水マスのフタを開けて内部を確認すると…
キッチンからの排水の出口部分がドロっとした感じになっていました。
クリーム色の部分が油分の汚れですね。
こちらの建物では屋外排水がこのキッチンからスタートし、ここから下流で洗面所や浴室、トイレと合流して道路の方へ向かっていましたが、下流側のマスは特に汚れている様子はありませんでした。
洗面所やお風呂、トイレは問題なく使用できているそうなので、キッチンだけの詰まりで間違いはないようでした。
このように屋外に出て排水マス内を確認することで、排水管の汚れ具合や詰まりの箇所がわかります。
床下・土中の排水管の詰まり
過去の施行事例でも度々ご紹介しましたが、この排水マスはトラップ付きのタイプで、簡単な図にすると…
こうなっています。
トラップは、排水管内の臭いや虫などを宅内に侵入させない目的で設けられているのですが、Uの字部分で水の流れの勢いが一旦止まるので汚れが溜まりやすいのです。
シンクで使用した水が屋外に全く出てこない事、床上に溢れてしまっている事から、床下や土中の排水管内部が完全に詰まってしまっている状況だと考えられました。
詰まりの原因と解決方法は?
屋外の排水マスにクリーム色の油汚れの付着が見られるように、キッチンの排水管の詰まりの原因のほとんどは料理の結果流れる油になります。
直径4cm~5cmのパイプの内部に油がこびり付いて固まり、閉塞してしまって詰まりが発生し、それでも水を使用したために溢れてしまって床上に水が溜まってしまったという状況です。
床下や土中の排水管の内部の詰まりを除去する方法として最も効果的な方法が高圧洗浄機を用いた洗浄作業です。
高圧洗浄機につないだホースの先端から高圧の水を噴射する洗浄ホースを排水管内に挿入し、詰まりの原因となる油の塊を水の力で細かく粉砕しながら行ったり来たりさせ、排水管内をきれいに洗い流す作業です。
詰まり除去の方法として、排水管内に圧力をかけるポンプを使用する方法や、金属製のワイヤーを挿入して詰まり箇所に穴を開ける方法などもありますが、今起きている詰まりを解消することはできても、壁面に付着した油の塊全てを除去するわけではありませんので、詰まりの元凶を残すことになります。
今回のお客様宅の場合はキッチンから屋外排水マスまでの距離も近かったため、洗浄すべき距離も短くすぐに解決すると思われました。
高圧洗浄機とホースをセッティングして、洗浄作業を開始!暗くなってきました!急がねば!
室内から水の出るホースを入れてしまうと、床上にどんどん溢れてしまうので屋外からキッチンに向けてホースを進めて洗浄していきます。
ホースを入れてすぐにクリーム色に染まった水がどんどん流れ出てきました。
油の塊が細かく粉砕されてこのようになるのですが、時々大きな塊でゴロっと出てくる時があります。
こういった油の塊が排水管の内部にびっしりとあるのでしょう・・・
水を噴射させながらホースを行ったり来たりさせて細かく粉砕したあと、ホースを引っ張り戻しながら粉砕した欠片を中から外に掻き出すように洗浄すること40分程・・・
出てくる水が透明になり、洗浄ホースも手ごたえなくスムーズに動くようになりました。
ホースはキッチンシンクの根元まで届いたようでしたので、キッチンに行き、バケツに溜めた水を流しながら確認しました。
バケツに溜めた水を一気にひっくり返しても床に出てくることなく、気持ちよく流れるようになりました。
できれば詰まりを経験して欲しくありません
排水管の洗浄は、戸建住宅では一般的に、5~10年毎に行った方がよいと言われています。
集合住宅では管理会社さんの手配で1~2年毎に洗浄されている場合がほとんどですね。
お住まいの人数や料理の頻度、メニューなどによってもちろん早い遅いはあります。
できることならば、詰まってしまってからではなく、詰まりが起こる前に、早め早めにお掃除をご検討下さいね。
詰まりや溢れが起きてからの洗浄作業は、詰まっていない状態よりも作業が大変ですし、料金もかかりますし、なによりお客様ご自身がトラブルを避けられるのであればその方が良いですよね。
詰まりは解決しましたが、油混じりの排水が床やキッチンマットに広がってお掃除も大変ですし、臭いもなかなか消えないでしょう。
壁材の石膏ボードや流し台の木材も水を吸って膨らんだり曲がったりしてしまって・・・大変な状態でした。
一度システムキッチンを解体して、床上に残ってしまっている油カスやカビの清掃や除菌をしっかりして、乾燥して、再度組み立て戻すか、新しいキッチンにする方法が良いのかも知れませんが・・・
ひとまずこれ以上排水が床上に溜まることはなくなりましたので、今回は時間も遅いのでここまででした。
こちらもご覧ください
札幌 江別 の水漏れ つまり 水道トラブルは
アリー便利サービスにお任せ下さい!
ちょっとした困ったもお任せ下さい!
お問い合わせは → こちらから
アリー便利サービスは水道局指定工事店です。