札幌市 西区 宮の沢 キッチン 蛇口の水漏れ 修理
今回は、築10年程の集合住宅のキッチンにて蛇口の水漏れトラブル、蛇口の交換作業の事例をご紹介します。
札幌市 西区 宮の沢 キッチン 蛇口の水漏れ 修理
土曜日の夜に西区のお客さまから台所が水浸しで困っているとお電話がありました。
週末でどの業者さんにも断られてしまっているそうで、たまたま当店のホームページにたどり着いたとのことでした。
水浸しの状況を詳しくお聞きすると、キッチンの床から水が染み出てきてキッチンマットが濡れて気がついたそうで、シンク下の収納内を見ると、荷物がビショビショの状態だったそうです。
どこから漏れているのかもよくわからず、下の階に漏水したりしないか不安なのでとにかく早く見て欲しいというご相談でした。
ひとまず到着までの間、濡れてしまっている所を拭き取りして頂いて、急いで駆けつけました。
水漏れ状況の確認
お客様宅に到着し、キッチンを見させて頂きました。
荷物は全て出しておいて下さったので確認もスムーズでした。
収納内を覗いてすぐに原因がわかりました。
どうやらシャワー引き伸ばしタイプの蛇口のシャワーホースから水が漏れてしまっているようで、収納内のホース格納ケースに水が満杯に溜まっていました。
通常はホース自体から水は出ませんので、格納されているケースの中はホース以外何もない、乾燥した状態が正常な状態です。
ホースの一部が擦り切れて水が漏れ出るようになり、ホースを伝って格納ケース内に水が溜まり、ケースから溢れた水が収納内に広がって、隙間から床に水が垂れて広がった所でお客様が気付かれたようでした。
幸い、蛇口を使用しなければこれ以上水は漏れませんので、私が到着するまでの間は拭き取りに専念して頂いたので収納内は乾いていました。
下の階の部屋の方がご在宅でしたので、ご挨拶をして、漏水してきていないか、天井や壁紙、照明などに異常はないか、お客様の代わりに確認もさせて頂きました。
問題はなさそうでしたので、お客様にご報告し、一安心でした。
トラブルの原因となった蛇口は…
ご使用10年程のレバー式の蛇口で、シャワー部分を引き伸ばして遠くまで流せるので、広いシンクでも隅々までキレイにできるとっても便利な蛇口です。
過去の施工事例でもご紹介してきましたが、ホース引き伸ばしタイプはこのトラブルがつきものです。
今回のお客様も同様ですが、およそ10年前後でホースから水漏れを起こす例が多いです。
集合住宅にお住まいの方は要注意です！
こまめに収納内を点検しましょう。
今回の蛇口は製造したメーカーが既になくなってしまっているものでした。
そのメーカーの部品を一部引き継いでいるメーカーもあるのですが、全てではありません。
こういった場合は、殆どの場合で、部品交換修理ではなく、別の新しい蛇口への本体交換をお勧めしています。
修理ではなく本体交換のメリット
部品修理よりも本体を交換する方が予算も大きくなってしまうし、メリットなんてあるの？と思う方も多いでしょう…
まず、部品が手に入らず修理ができないケースでは、必然的に本体の交換しか良くする方法がないので、我慢してそのまま使うか、本体交換をするかの選択肢になります。
部品が手に入る状況でも、修理をするよりも本体の交換した方がメリットがあるケースがあります。
今回のお客様は、シャワーホースの劣化により水漏れが起きていますので、シャワーホースとシャワーヘッドのセットを取り寄せて交換する修理方法があります。
部品代と交換修理費でこの蛇口の値段の三分の一くらい費用がかかります。
また、使用10年されていて、一度もメンテナンスをされていないことから、レバー式の蛇口にとって一番消耗が激しく重要な部品である、カートリッジという部品も、今後トラブルを引き起こす可能性があります。
その時にカートリッジが入手できて、部品交換修理をしたら、また蛇口の値段の三分の一くらい費用がかかります。
その時に部品が入手できなければ、本体を交換することになってしまいます。
その他、吐水パイプの金属摩耗、レバーハンドル部分のぐらつき、蛇口本体のぐらつきなど、10年使用したとなればあちこちガタがきます。
その都度部品を取り寄せて修理するとなると、３つ４つ修理した頃には、この蛇口自体の値段より多くの修理費用を出費することになります。
そこまで持たずに部品が入手できなくなるケースが多いですが…
結論としましては
いつ修理が不可能になるか分からない蛇口に、修理費用を注ぎ込むことは、結果として損をしてしまうことの方が多いということです。
過去にも、予算の関係で部品の交換修理を希望されたお客様はいらっしゃいました。
一カ所修理し、また半年後に別の箇所を修理し、次の年いよいよ３回目、大事な部品が壊れた時には、もう部品が販売されておらず、蛇口を交換するしか方法がなくなり、「数回分の修理費用で蛇口が買えたなぁ…」と後悔されていました。
浄水器も使いたい
さて、蛇口の状況をお客様にご説明していると、実は浄水器も改めて使用したいというご希望が浮かびました。
実は、この蛇口の横に、浄水器用の蛇口が別に設置されていて、収納内にはビルトイン型の浄水器が存在していました。
もうずいぶん前から使用しなくなったとお話しされていたので、なぜ使わなくなったのかとお聞きすると、定期的に交換する濾過材の値段が高くて、だんだんと交換しなくなったそうでした。
しかし、飲み水や料理には水道水ではなく浄水器で濾過した水を使用したいので浄水器を再び使いたい、コストのかからない浄水器はないかというお悩みでした。
浄水器を使用する上で、定期的な濾過材交換は避けられません。
もし交換せずに使用し続けると、しっかりと濾過できなくなり水道水のまま出てくるだけでなく、濾過材の中で雑菌が繁殖して、結果として良くない水になってしまうからです。
しかし、ビルトイン型の浄水器では濾過材が高いのですね。
蛇口の吐水部分に取り付ける簡単な浄水器や、蛇口に内蔵型の浄水器についてカタログをお見せしてご紹介しました。
内蔵型の浄水器であれば、数か月～半年に１回交換が望ましい濾過材は、およそ3,000円程なので、ビルトイン型に比べれば安く抑えられます。
濾過能力にも差はありますが、そこまで濾過能力に重きを置いてはいないようでしたので、浄水器内蔵型の蛇口への交換という内容で今回のトラブルは解決することに決まりました。
作業は30分程です。
既設の蛇口を取り外して…
新しい蛇口を準備して…
取付け、給水給湯管との接続をし…
完成です！
だいぶ省略しましたが…
この蛇口は浄水器が内蔵されたシャワーヘッド部分が引き延ばせるので、今までと同じように使用でき、ヘッドのつまみを切り替えれば水道水のストレート吐水、水道水のシャワー吐水、浄水の３通りの出し方ができます。
この蛇口は大変便利ですので、浄水器に興味がある方にはお勧めです。
ちなみに、浄水器を使用しなくなったとしても、濾過材を入れずに普通の蛇口としても使用できますよー！
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