お風呂 の 蛇口 水が 止まらない ｜札幌市 北区 新琴似｜即日解決もお任せください
今回は、賃貸マンションの管理会社さまからの緊急修理依頼、お風呂場の蛇口の水が止まらなくなるトラブルについて、シャワー付き蛇口の本体交換作業の事例をご紹介します。
このトラブルは賃貸・持ち家に関わらず同じように起こり得ますので、同じタイプの蛇口を使用されている方にはぜひ知っておいて頂きたい事例です。
お風呂 の 蛇口 水が 止まらない ｜札幌市 北区 新琴似｜
月曜日の午前中に、いつもお世話になっている管理会社さまからお電話を頂きました。
管理されている物件のあるお部屋の浴室蛇口の緊急修理のご依頼でした。
入居者さまの電話番号をお聞きしましたので、電話で現在の状況をお聞きすると、昨晩、入居者さまがお風呂を使用されたあと、シャワーの水を止めようとした所、蛇口のハンドルを回してもシャワーが止まらなくなってしまったそうでした。
通常であればハンドルを「カラン」と「シャワー」の間の位置にすると止まるはずが、ハンドルをどこに回そうにもシャワーから水が出たままで、止められずに一晩中流れっぱなしにしていたようです。
朝にご家族の方がインターネットで調べて蛇口の根元の止水栓の存在を知り、ひとまず止水できたそうなので、入居者さまの仕事帰りの時間に合わせて訪問し、できるだけ早く、可能であれば即日中に解決して欲しいとご希望でした。
管理会社さまに電話を掛け直し、想定される原因と修理方法について打ち合わせをし、即日解決する修理方法を行うようにご指示を頂いておきました。
このように先に進め方をあらかじめ確認しておくことで、入居者さまにとっても私たちにとっても、余計な待ち時間を発生させず、スムーズに解決へ向かうことができます。
何も打ち合わせせずに、現場訪問して状況を確認してから管理会社さまへ連絡、の流れですと、管理会社さまの営業時間外だったり、忙しい時だったりで、すぐに連絡がつかず、どのような方法で解決するかが決まらずに待機しなければいけなくなることもあります。
その日の内に連絡がつかなければ、状況を見ただけで一度帰らざるを得ず、後日方針が決まってから再度訪問修理となってしまい、入居者さまはずっと不便な時間を過ごさなければいけなくなります。
お風呂の蛇口が止まらなくなる！
実はこのトラブル、お風呂では比較的多いトラブルなんです。
この症状が出るのは、「温度調節ハンドル」と「カラン・止水・シャワーの切替えハンドル」の両方が付いているサーモスタット付き水栓という蛇口です。
今回の入居者さまのお風呂にはＫＶＫというメーカー製の蛇口が設置されていましたが、このトラブルはどのメーカー製のサーモスタット付き水栓でも同じように起こっています。
ある日突然、切替ハンドルが空回りしてしまい、操作不能な状態に陥ります。
例えば、水を出した後に操作不能に陥ると、その後水を止めることができなくなります。
一方、水を止めた後に操作不能に陥ると、次に水を使いたい時に、水が出せなくなります。
過去の沢山の事例を比較すると、今回のトラブルのように、水が出っぱなしの状態で止めることができなくなるケースの方が圧倒的に多いようです。
まずは落ち着きましょう！
このトラブルが発生するのは、ほとんどの場合、入浴時です。
突然水が止まらなくなり、家族に助けを求めようにも裸の状態ですし、パニックになりがちです。
ですが、まずは一旦落ち着きましょう！
水がジャンジャン止まらない状況とは言え、キッチンやトイレなどではなく、場所はお風呂場ですので、長時間水が出っぱなしになっても、排水が詰まっていない限りはとりあえず大事にはなりません。
水道使用量がたくさん増えてしまったとしても、水道局指定の工事店であるアリー便利サービスであれば、修理完了後に水道局宛に減額申請を致しますので、ご安心下さい。
シャワーから出っぱなしになっている場合はシャワーを壁に向けてフックにかけてから、もしくは、シャワーヘッドを浴槽に沈めて風呂フタなどで固定し、シャワーヘッドがひとりでに暴れないようにしてから、お風呂場から出て、体を拭いて、服を着て、心を整えましょう。
ひとまず、落ち着いたら、マイナスドライバーを探し出して下さい。
持っていなければ、お財布から５０円玉や１００円玉などの硬貨でも可能かと思います。
１円玉や１０円玉は柔らかいので曲がってしまう場合がありますのでお勧めしません。
ドライバーなどを使用して蛇口に付いている止水栓を閉めて水とお湯を止水します。
サーモスタット付きのシャワー水栓には、蛇口の根元に止水栓が存在する物が多いです（止水栓が無い蛇口もあります）。
蛇口の裏手、ハの字型になっている部分にマイナスドライバーで回すことができる止水栓が存在します。
止水栓は、右の水側と、左のお湯側の２箇所存在しますので、それぞれを時計周りに回らなくなるまでドライバーで回します。
「そもそもハの字型のやつが無い！」という場合、壁ではなく、カウンターや浴槽などに蛇口が設置されている台付タイプの蛇口の可能性があります。
台付タイプの蛇口には止水栓が存在しないものも多いので、水落しの時に操作する水抜栓などを探してお部屋全体で止水する必要が出てきます。
止水ができたら、シャワーやカランからの水は止まっているはずですので、慌てずゆっくりと修理の手配をしてくださいね。
蛇口の止水栓で止水できれば、他の洗面所やキッチンの水やお湯が使用できる状態になります。
一方、水抜栓や部屋全体の止水バルブで止水した場合は、お風呂以外のすべての水とお湯が使用できない状態になります。
さて、いざ訪問！
入居者さまのご帰宅時間に合わせて訪問しました。
お風呂場に到着後、事前にお聞きしていた状況と、想定していた症状であることを確認し、修理を開始しました。
本来、この症状の修理方法は「切替バルブユニット」という部品を交換する方法になります。
しかし、切替バルブユニットは、メーカーごと・蛇口の型式ごとに種類も形も異なります。
当店でもさすがに全てのメーカーの全ての部品を常備はしておりませんので、お客様が部品交換による修理をご希望される場合は、ほとんどのケースでその蛇口に合う部品をメーカーから取り寄せる必要が出てしまうため、注文後、部品が届いて再度訪問して修理が完了するまで、およそ数日から一週間ほどかかります。
今回は管理会社さまから、部品取り寄せの方法ではなく、蛇口本体そのものを交換する方法で即日解決して欲しいとご指示をあらかじめ頂いておりました。
蛇口本体の交換であれば、既設の蛇口がどのメーカーの物であろうと関係なく、別の新しい蛇口さえ手配できれば交換することができます。
入居者さまに状況とその場で解決できる旨をご説明し、同等の壁付タイプのサーモスタット付きシャワー水栓への蛇口本体交換作業を開始しました。
止水栓の付いたハの字部分も蛇口の一部ですので、ハの字部分も取り外して新しい物に交換します。
集合住宅でしたので、玄関を出て、廊下のパイプスペース内に各お部屋ごとの止水バルブが存在し、そこで入居者さまのお部屋全体の水を止水して、蛇口を取り外しました。
取り外した場所に、新しい蛇口を取付けて、
付属の新しいシャワーホースとシャワーヘッドを取り付けて、通水。
ボイラーの電源を付けて、水とお湯の温度調節の設定を調整して、作業は完了です。
この１月の寒い時期、お仕事から帰って来られて、入居者さまもご家族の方も、暖かいお風呂やシャワーを安心して使いたいですよね。
こんな短い時間で新品の蛇口になるんですね！と喜んで頂けました。
通常、壁付タイプの混合水栓の交換作業は３０分～１時間弱ほどで可能です。
お仕事やご都合の関係で日中に時間を作れない方は、ご帰宅予想時間をお伝え頂くなどして、事前にご予約をして頂ければ、ご都合に合わせて訪問させて頂きますので、お気軽にご連絡ください。
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