お風呂の蛇口を交換したい ｜ 札幌市 白石区 北郷 ｜ 浴室蛇口交換作業
今回は、札幌市白石区北郷の戸建住宅のお風呂場で起きた蛇口の不具合トラブルと、サーモスタット混合水栓の本体交換作業の事例をご紹介します。
お風呂の蛇口を交換したい ｜ 札幌市 白石区 北郷 ｜
白石区北郷のお客様から「お風呂場の蛇口を新しいものに交換したいのですが、可能でしょうか」とご相談を頂きました。
交換することは可能なのですが、どのような蛇口に交換されたいのかのご希望を詳しく確認するために、一度お伺いしてカタログなどをお見せしてお話をお聞きすることにしました。
特に急いではいないとのことでしたが、訪問日時のご希望をお聞きすると、その日の午後はずっと在宅されているというお話でしたので、午後にお伺いしました。
浴室蛇口の不具合
お客様宅に到着後、早速お風呂場の蛇口について見させて頂きました。
壁付タイプの混合水栓で、サーモスタットという温度調節機能がついたシャワー水栓でした。
蛇口本体が斜めに傾いているのが気になりましたが、お客様が気にされていたのは、温度調節のハンドルの固さでした。
この蛇口は左側のハンドルを回転させることで、水とお湯の割合を変えて温度を調節できるのですが、一度冷たい方に回転させてしまうと、熱い方に戻すのが困難になるというお話でした。
実際にハンドルを動かしてみると、時計回り方向にはスムーズに回転しますが、反時計回り方向に回そうとしても抵抗を感じて動きが固く、なかなか回転してくれませんでした。
動かしたい方向と、逆の方向と、少しずつ交互に何度も行ったり来たりさせることで、なんとか元々のお湯の温度の４０度の位置まで戻すことができましたが、これは確かに使いづらい状態ですね。
お客様はこの状態で１年位様子を見ながら使用されていたそうで、冬でもシャワーを浴びて寒くも熱くもない４０℃の位置で使用し、お風呂の掃除の時なども温度を変えずにお湯で使用する事により、ハンドルを動かさないようにして使用しているとのことでした。
しかし、灯油の値段も値上がりしていますし、お風呂の掃除の度にボイラーの電源をオフにしたりオンにしたりするのも面倒だということで、不具合を修理しようとご相談頂いたという経緯のようでした。
部品交換修理か本体交換か
今回、お客様は浴室蛇口の本体交換をしたいとご相談頂いていましたが、サーモスタットの動きが固いという不具合自体は、サーモスタット部分の内部部品を交換することで解消することも可能です。
そのことをお客さまにご説明し、部品代と作業費の料金もご案内しました。
本体を交換する場合は、蛇口本体代と作業費という料金になりますが、どのメーカーのどの蛇口にするかによって本体代が変わりますので、どのような蛇口に交換したいかのご希望次第ということになります。
お客様は、もうすでに２０年近くこの蛇口を使用していて、今回の不具合の他にも、今後故障が起きる可能性は十分に考えられるので、その都度修理をお願いするよりは、新品の蛇口に交換した方が安心して使用できるとお考えでした。
新しい蛇口に交換するにあたって、ハンドルや吐水パイプ部分に白い樹脂部品が使われている物は避けたいというご希望が挙がりました。
私は多くのお客様とお話をする機会がありますが、確かに、蛇口に使用されている白い樹脂部分については、多くの方が良い印象を持っていません。
白い樹脂部分は年数の経過と共に色味が変化し、段々と黄色くなってしまうからです。
なので、白い樹脂部品が付いている蛇口は、そうでない蛇口よりも価格が安く設定されています。
注文住宅で家を建てる際にユニットバスについて選ぶ機会があると思いますが、費用を抑えようとすると、蛇口などの設備のグレードを下げて対処されたりすることがあります。
建売住宅の場合は元々選ぶ機会が得られませんので、コストを抑えて造られている建物ほど、こういった細かい部分でグレードを下げられてしまっている場合が多いですね。
経年で変色してしまう白い樹脂の蛇口と、全て銀色で統一されている蛇口と、値段の差は数千円です。
今回のお客様は銀色で統一されている蛇口で、今までと同じ機能があればいいというご希望でしたので、カタログをお見せしながら蛇口を選んで頂きました。
蛇口を製造しているメーカーも複数あり、一つのメーカーからも色々な種類の蛇口をカタログに載せていますし、付いている機能の違いや、デザインの違い、色の違いなどの組み合わせがあるので、蛇口を選ぶと言っても、明確な希望が決まっていない場合はどれを選んだらよいか迷ってしまうかも知れません。
当店ではどのメーカーのどの蛇口でも取り寄せて交換する事は可能ですが、全ての商品を在庫として持っているわけではありません。
しかし、一般の住宅でよく使用されていて、お客様がよくお選びになるグレードの物で、お得にご提供できるものを中心にピックアップして、車や倉庫に商品を常備しています。
お客様に車に常備している蛇口をご紹介して、実際に箱から出して実物を見て頂きながら細かい部分などの説明をしました。
特に急いではいないというお話でしたので、今回は大体の見積りについてのお話で、これからどういった蛇口にしたいかご家族と話し合って検討されるのかなぁと思っていたのですが、蛇口を取り寄せることなくすぐに交換作業が可能ということならその蛇口で交換をお願いしたいと、即決を頂きました。
きちんとした商品で自信をもってお勧めできる物で、多くのお客様が選ばれている物ですから、ご希望にさえ合えばその場でも交換作業が可能、という点は喜んで頂ける場合が多いです。
一度訪問して、状況を確認して見積りを出して検討頂き、後日必要な材料を手配して、２度目の訪問で施工という流れでは、お客様も在宅する時間を作らなければいけなくなりますし、ウイルス蔓延防止の観点からも他人を家の中に滞在させる機会や時間は少ないに越したことはありませんので、初回訪問時に全て完結するのはメリットと考える方が増えているのかも知れませんね。
壁付混合水栓の交換作業
さて、蛇口本体の交換作業開始です。
まずは水とお湯の止水をして、既設の蛇口を取り外します。
今回は、蛇口を取り外すと壁の中の給水管と給湯管から鉄のサビが出てきました。
建物内の配管に鉄製のパイプ(鉄管)が使われていて、年数が経っていると、こういったサビの破片や赤い水が出てしまいます。
蛇口の中にサビが詰ってしまったりすることもありますし、サビが混じった赤い水が出てしまう事もありますし、元々の鉄のパイプの内部がどんどん剥がれているということですので、いずれパイプに穴が開いて漏水したりといったリスクだらけですので、水道配管に鉄管が使用されている建物では、鉄以外の種類のパイプへの交換工事が望ましいです。
２０年以上前までは、水道配管に鉄管が普通に使われていましたが、トラブルの元であることが判明し、今では住宅内の水道配管に鉄管を使用せず、銅やステンレスなどの金属管やポリエチレン管などが使用されています。
そういったお話を交えつつ、作業は続行します。
といっても、壁付タイプの蛇口交換は２０分程で終わる作業です。
あっという間に取付完了。
きちんと水平器を使って蛇口が斜めな状態なんかでは終わりません。
浴室蛇口には新しいシャワーホースやシャワーヘッド、壁にシャワーを固定するシャワーフックが付属していますので、それらも全て新しいものに交換になります。
水とお湯を通水して、サーモスタットの温度調節がきちんと機能しているかどうか、水漏れはないか、不具合はないかの確認をして、交換作業は完了しました。
お客様にも実際に蛇口を操作して頂いて、使い方やお手入れの仕方を説明しました。
とても使いやすくなった、と喜んで頂けましたのでよかったです！
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