トイレ を できるだけ安く 交換したい |札幌市厚別区|修理は不可能と言われた・・・
今回は、札幌市の集合住宅にお住いのお客様から頂いた、トイレのご相談についての事例をご紹介します。
トイレ を できるだけ安く 交換したい |札幌市厚別区|
厚別区のお客様からお電話にて、トイレの水漏れについてのご相談を頂きました。
トイレでピチャピチャと水が垂れるような音がするようになって、ご自分で調べてみたのがはじまりのようでした。
トイレを使用していなくても、常にタンクの中に少しずつ水がずっと入り続け、その水は便器の鉢内に流れ出て、水面がユラユラと揺れている状態のようでした。
インターネットで修理業者を探し、一度見てもらったそうなのですが、「古いトイレなので部品交換による修理は不可能、トイレを新しい物に交換するしか方法がない」と説明を受けたとのことでした。
その業者さんにトイレ交換工事について見積りをしてもらった所、ビックリするような金額だったそうで、そのまま断って帰ってもらったとのことでした。
次に、ホームセンターやリフォーム関連のショールームに行き、トイレの交換工事について相談されたようですが、なかなか予算に合うものが見つからず、当店のホームページにたどり着いたという経緯のようでした。
私としてもトイレの状況や寸法を見ていないままでは正確な工事見積りは難しいですし、お客様のご希望についても詳しくお聞きしたかったので、まずは一度訪問してトイレを見させて頂く事にしました。
点検や見積りについて料金を気にされておられましたが、当店では出張費や見積り・点検は無料としておりますので、訪問後の見積りやご提案の内容にご納得がいかない場合でも、料金は頂いておりませんので、その旨をご説明させて頂きました。
トイレは修理可能?不可能?
お客様宅に到着し、トイレを見させて頂きました。
他社さんが部品交換が不可能と言うトイレとは、いったい・・・
こちらのトイレ、INAX(今のLIXIL)製のトイレで、約20年~30年前に作られていた物でした。
温水便座は最初からではなく、後から取付されたはずです。
お客様は10年ほど前に中古でお部屋を購入され、はじめからこの温水便座が付いていたそうですが、コンセントは挿したことがなく、ただ座るだけの使用しかしていないとのことでした。
タンクの内部、水漏れの状況を詳しく見させて頂き、お話をさせて頂きました。
まず、水漏れの原因となっているタンク内の部品交換による修理は、メーカーに確認を取って見なければ確実なことはわからないけれど、部品を取り寄せて修理することも可能かも知れないということ。
しかし、傷んでしまっている部品は、今水漏れを起こしている部品だけではないということ。
今起きている水漏れに対してのみ修理を施しても、いずれ別の部品が原因でトラブルが発生する可能性が十分に考えられるので、お客様の状況によっては、部品交換という選択肢はメリットよりもデメリットの方が多いこと。
そしてこれは勝手な想像ですが、私よりも前に見に来た業者さんがこれらの内容の説明をしたのかしていないのかはわかりませんが、勝手に主観で判断して、「修理不可能だからトイレ交換しか方法が無い」と言ったのかも知れないということ。
それでも確かに、トイレを新しくする方法はメリットが沢山あるので、お客様の状況によっては、私も同意見であること。
お客様のこれからとご希望は?
私たちに相談して下さるお客様は、一人ひとり事情や状況が異なりますので、誰でも一様に本体新品交換がベストな方法ではないと私たちは考えます。
近々転居予定なので、極力お金をかけずに水漏れだけ修理できればいいというお客様もいらっしゃれば、
これからも長く住む予定で、のちのトラブルは起こらないようにしっかり直したいお客様もいらっしゃいますし、
水漏れで余分に発生する水道料金よりも、修理代が高くなるのであれば、そのまま漏らしておくお客様もいらっしゃいます。
私たちはご用命を頂いたお客様お一人お一人と時間をかけてお話をし、お客様がどうされたいと思っていらっしゃるかをお聞きしてから、そのご希望に沿ったご提案をさせて頂いております。
今回のお客様とも、電話で30分くらい、訪問してから1時間以上はお話をしたでしょうか。
まだまだ長く住まれるご予定で、かといって予算にも限りがあり、できれば安い方法で安心して使うことができる解決策をご希望でした。
部品交換修理にあまりメリットがないことは得心されたようで、安心して使用できる新しいトイレにしたいと方針は決まりました。
しかし、安く工事してもらえるお店を探しまわったけれど、どこも予算内では難しく、さらに毎回お店で話しを聞くのにも時間が必要で疲れてしまって…とお悩みでした。
お客様が集めてきた見積書を出してきて、見せて下さいましたので、内訳を見てみると、どれも使用するトイレの材料の中に「温水洗浄便座」が含まれていることに気づきました。
今付いている温水洗浄便座は10年もコンセントを挿さずに、一度も使用されていなかったとお話されてたけど、新しいトイレでは使いたいと思っているのかな・・・?と気になったのでストレートに質問してみると、「いえ、これからも温水洗浄便座は必要ない」とのお返事が。
温水洗浄便座は、どんなに安い物と比較しても普通便座の何倍の価格します。
「便座を温水洗浄便座ではなく普通の便座に変更したら、この金額からさらに抑えられるのではないですか?」とお聞きしてみると、「そう思ったんだけど、セット販売で割引になっているらしく、トイレの割引がなくなってしまうと言われて、結果高くつくらしくて…」ということでした。
お客様からのまた聞きなので、詳細は不明ですが、便器A+タンクA+温水洗浄便座Aの3点セットでの割引価格なので、便座を別の物に変更すると割引価格ではなくなり、結果高くなってしまう・・・?ということらしいですね。
うーん・・・量販店などではそういう販売のしかたしかないのでしょうか。謎です。
お客様にとって不要なものなのであれば、付ける必要はなく、ご希望のグレードに変更すればよい話なのですが・・・
温水洗浄便座の在庫を安くしてでも売り切りたいのでしょうか…
販売店はどうなのかはわかりませんが、本来トイレメーカーさんは、便器・タンク・便座とバラバラで販売しています。
使用する方のニーズに合わせて商品を選べるように、様々なバリエーションを用意して、組み合わせて施工できるようになっています。
当店では、組み合わせさえ可能であれば、お客様のご希望の組み合わせで材料を手配して施工致しますし、セットでも、個別でも割引を致しております。
トイレのグレードもいい物でなくてよく、一番費用を抑えられるトイレで、便座は普通便座で、という内容でご希望でしたので、当店でその内容で工事をするとしたら・・・のお見積りをさせて頂きました。
一度ご家族で話し合ってから検討したいということでしたので、見積りをお渡ししてその日はお暇しました。
しつこいようですが、ここまでお話をしても、見積りを作成しても、出張費や点検料、見積料は頂いておりません。
私たちスタッフが何か行動する度に料金の心配をされるお客様がいらっしゃいますが、見積りを提示するまでは料金は発生していません。
これは、料金を気にするあまり、お客様が本当のご希望を言えずに我慢してしまったり、表面的なお話を聞いた私たちが的外れなご提案をしてしまう、といった事態を避けたいから、訪問~ご相談頂いている間は金額のことは置いておいて、互いに真剣に本音でお話をしたいからです。
お客様から頂戴する料金は、見積り提示後、実際に行う作業に対する料金と使用する材料代、だけです。
トイレの交換工事
後日、正式に工事のご依頼をお客様から頂きましたので、材料を準備して再度お伺いしました。
前回、建物を見ておりましたので、駐車場から台車を使用できることもエレベーターがある事も把握していましたし、廃材や資材の運搬や工事の段取りも事前にイメージできましたので、管理人さんにご挨拶をした後、スムーズに作業が進みました。
既設のトイレを解体して部屋から出し、そのまま建物の外へ運搬して、
車に積み込むと同時に新しいトイレをお部屋に運び入れ、
既設のトイレの排水接続方法と新しいトイレの接続方法とが異なるため、
床フランジという排水接続部品を新たに設置して、
便器を設置。
「特価キャンペーン中のフチレストイレ」よりもお安く交換が可能な「ちょっとフチありのトイレ」です。
タンクと普通便座を取り付けて、
交換工事が無事完了♪
運搬の時間も入れて2時間程でした。
交換までの間、余分に流れてしまった水道代についても、市に修繕報告の減額申請を提出しましたので、もう問題ありませんね。
一番お安く交換できるトイレとはいえ、タンクの水量は今では当たり前の超節水5Lです。
交換前のトイレの水量は13~15Lですので、およそ1/3の水量になりますから、これからは水道代が大幅に節約できますね。
今回は、セカンドオピニオン的なご相談でしたね。
今では水のトラブルに関する業者は様々存在し、多様な広告が飛び交っていますので、皆さんどこに頼もうかと悩まれると思います。
これを書いている私も、車だとか家電だとか、自身の詳しくない分野に関しては、毎回どうしようかと悩みますし、損はしたくないですし、インターネットで調べたり、他人の口コミを読んでみたり、販売店に実物を見に行ったり、説明を聞きに行ったりします。
でも、何軒も回るとなると時間も労力も必要ですから、今回のお客様のようにあちこち車で出かけて行って、説明を聞いてまわったりする事がどれだけ疲れることかがわかります。
「一番知りたい事はインターネットでは見つからない」というセリフをどこかで聞いたことがありますが、情報が正しいかどうかの判断も必要ですし、やはり詳しい人に直接聞くのが一番早かったり、楽だったりしますよね。
私自身は、結局は「信頼できる詳しい人に出会うことができるかどうか」だと思っています。
私はどちらかというと、どこかお店に入った時に、「今日は〇〇をお探しですか?」なんて事を言いながら近寄ってくるスタッフさんがいたら、見たいものがあったとしても、そそくさと店を出てしまう人間です。
でもたーまに、(この人なら質問してみてもいいかなぁ)というスタッフさんに出会う時があります。
話し方なのか、距離感なのか、声なのか、雰囲気なのか、わかりませんが、そういった波長の合う人に出会って、相談してみた時、結果的に何かを購入しなかったとしても、相談した後、どこかスッキリした気持ちになることがあります。
同じような経験ありませんか?
誰かに色々とお話を聞いて、引っかかる点があったり、納得いかない時は、別の人の意見を聞いてみるのも良い解決策です。
セカンドオピニオン大歓迎です!
そういった形で私たちにお役に立てることがあったのならば、そのご縁は非常に嬉しいです!
もちろん、私たちがするお話についても、しっかりと吟味してご判断して頂きたいと思います。
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